理由なんて、ないよ 桃井さつき ページ3
「Aちゃん!?」
部活終わりに買い物付き合ってくれるって約束してたのにすっぽかして帰った大ちゃんが戻ってきたと思ったら久しく会ってなかった大好きな友達Aちゃんを連れてきた
小さな彼女に駆け寄ると「久しぶりだね、さっちゃん」なんて可愛らしい笑顔で言うもんだから思わず抱きついた
「さつきソイツ死ぬぞ」
「あ!ごめん!Aちゃん」
大ちゃんに言われて気づいた
ちょうどあたしの胸の位置にAちゃんの顔があって、埋もれてた
ふがふが、と苦しそうにするAちゃんに謝り腕を離した
「ところでどうしたの?」
もしかして会いに来てくれたのかな、なんて少し期待してみる
「秀徳の奴らに絡まれてんの見つけたからとりあえず保護してきたわ」
「保護って‥‥。」
まあ確かにAちゃんは猫っぽいけどさ、言い方ね。まったくもう。
ていうか、え?秀徳の奴らに絡まれてた?
秀徳ってみどりんとこの学校だよね
「A説明できるか?俺もまだいまいち理解してねえし」
「うん、大丈夫だよ」
ー
ーー
ーーー
ーーーー
「そんなことが‥‥」
Aちゃんの話を聞いてびっくりした
あと高尾くんには悪いかもしれないけれどAちゃんが無事でよかったって心底安心した
「だから秀徳の人に絡まれてたの?」
「うん。私が悪いのにあの人たちはなみゃー達のこと悪く言った」
じんわりとブラウンの瞳に涙が浮かんでいた
この子は身内には優しい。それに今一番この子を支えてるのは認めたくないけど霧崎第一の人達だ
だから許せなかったんだろう
それに高尾くんのことも、自分を責めて、苦しかったんだろうな
そう思うと何故だかあたしまで泣けてきた
「何2人して泣いてんだよ。
A、秀徳の奴らの事は俺達がなんとかする。あいつらがなんと言おうと関係ない。お前と、‥霧崎第一の奴らは悪くない。俺はAの言ってることを信じる」
そう言うと大ちゃんは恥ずかしそうに頬をかいた
心なしか顔が赤い。
「ありがと、大くん、桃ちゃん」
Aちゃんはやっぱり笑顔が似合うなあ
なんて。
だからAちゃんを泣かせるなんて絶対に許さないんだから。
ーーーーーーーー
コメントありがとうこざいます(´;ω;`)
とりあえず霧崎第一、赤司、宮地、高尾を主要キャラにして書いていくことにしました。
だいたいのシナリオがたったら上げますのでその時はどうぞよろしくおねがいします(`・ω・´)
大切にしてたものすら 原一哉→←雨上がりの冷たい空気 青峰大輝
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ゆかち - 展開面白すぎる、、!!😭💘更新頑張ってください (2022年11月15日 17時) (レス) @page7 id: 19573fa27a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます もう更新されないのでしょうか? (2019年6月30日 22時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - とても楽しいです!(*^▽^*)更新楽しみにしてます頑張ってください (2018年5月7日 14時) (レス) id: 916e8c1e66 (このIDを非表示/違反報告)
この作品大好き - すごく面白いです!この展開を待っていた...!!いつまでも更新待ってます! (2018年1月18日 23時) (レス) id: c52a9a0886 (このIDを非表示/違反報告)
ラララライ(プロフ) - とても面白くてこの作品大好きです。更新待ってます (2017年8月13日 14時) (レス) id: ce2a051555 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨月 花蓮 | 作成日時:2015年5月17日 1時