17歳のボーダー隊員の日常

結構仲良し ページ46

『あれ？光？』

「おー！Aじゃんか！」

『光見ると安心する』

「まーアタシだから当然！」

実は光とは一緒に買い物行くぐらいは仲良しなのだ

いつも一緒にいるかほちゃんや親友の桐絵とも

違う雰囲気なのだが不思議と合う


『てか、テスト大丈夫だったの？』

「米屋と２点しか違わなかったから大丈夫！」

『たぶんそれ大丈夫じゃないよ！？』

なんて話していると前方から米屋と三輪が来た

『あ、バカだ』

「お前たまに失礼だよな」

「お前らは元気そうだな！てか三輪また寝不足か？」

そう言って光が秀次に顔を近づけた

『ん…？』

「どした？」

『もしかして2人って付き合ってる？』

「は？」

「ないない！」

光は笑いながら秀次の肩を叩きうける！と笑っていた

「秀次？」

「仁礼はただのクラスメイトだから違う」

『うん？わかったよ！？』

「なんかそこまで言われると悲しーぞ」

「違うことは違うと言うべきだ」

言い合ってる2人をみて仲良しだなーと思った

すると米屋はニヤニヤしながら小声でわたしに話しかけた

「もしかして木下さん嫉妬した？」

『はあ！？してないから！』

「なんだなんだ仲良しだな！」

『絶対米屋とは仲良くない！』

「なんだよー！嫉妬しちゃった木下さん！」

『あー！違うから！』

米屋がそう言うと光もニヤニヤしだした

「青春だなー！」

『違う！もう行くよ光！！』

「あいあーい！じゃーな！」

遠くからまた嫉妬だのなんだの会話している仁礼と木下を見ながら米屋は言った

「良かったな！嫉妬してたぞ木下」

「……行くぞ」

「あ！おい秀次待てって！」




三輪は思っている

あれが嫉妬ではないと

自分のことなんてAはなんとも思っていない



ー菊地原！師匠に挨拶は？

ー充！！

ー奈良坂！課題手伝って！

ー桐絵！買い物行くよ！

ー公平の自転車の後ろ乗せて！

ー王子先輩…！

ーおっきー顔いいじゃん！絶好調！

ー辻ちゃんそろそろ女の子に慣れて！

ーとりまるまた桐絵騙したでしょ！？



こいつは別に自分だけにこうではない

みんなに同じ扱いをする




　 勘違いしちゃだめだ

木虎ちゃんも可愛い後輩→←17歳組でチームを組め！

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