マッスル ページ14
??「マスター!いつもの酒を一杯だ!」
酒場で突然、活気な男性の声が聞こえた。
周りの大人たちは、パァと笑顔になってわいわいと騒ぐ。
女性達は頬を緩めてうっとりとする。
その声の主は、赤いジャージ越しでも上腕三頭筋と胸筋が厚いと分かる。
髪はオールバックで端正な顔に顎髭がある。
此処までの情報にとどめの一撃を男はマスターに言う。
「筋肉がついてきたな。その調子で俺のような逞しい男になれ!」
ガストンのモデルか!
神展開。
ガッツな男は俺を見て「見かけない顔だな。」と言う。
マスター「客人さ、バルガス。お父さんを待っているのさ。」
バルガス「成程!」
マスターはニッコリとして「坊や、彼はアシュトン・バルガス。NRCの体育教師さ。お父さんを待っている間に彼と話をすると良い。」と言った。
バルガス「マスターから聞いた通り、俺はアシュトン・バルガス。飛行術を教えている。名前はなんだ?」
A「Aです。」
バルガス「そうか。出身は何処だ?」
A「輝石の国です。」
バルガス「俺も輝石の国が出身だ。地元は冬が非常に寒い。その時期に俺は毎日筋トレをしている。さて、話は変わるが魔法を使う時に必要なのは何か分かるか?」
「技能?」と言うがバルガスは肯定はしたが捕捉した。
バルガス「魔法には集中力が必要だ。鍛えれば集中力が上がり、上手くなる。つまり、魔法士に必要なのは筋肉!」
やはり、ガストンのモデルさん。
でも体育科に関する事は的を射ている。
俺は頷く。
バルガスはマスターに「猛獣退治をしていく」と去ろうとする。
「バルガス先生。」
バルガスは振り向き「ん?」と言う。
俺は懐からある物を取り出して言った。
「サイン下さい。」
バルガスは高笑いしながら喜んで手帳に書いた。
神対応!
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たろ。(プロフ) - パ、パ、パ、パパぁ!!!!! (2022年7月7日 15時) (レス) @page9 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柳玲霊鑑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/be moon
作成日時:2021年11月28日 19時