53 帰宅 ページ5
私たちが食事を食べ終えて、おばさんが食後に出してくれた熱々のモーモーミルクとグランブルマウンテンをいただいていたとき。
入り口のドアが開いた。
「来ていたのか、A。」
あっ、
カキさん、ご帰宅・・・！
「お久しぶりです。」
いやはや、いつ見てもムダの無い筋肉でございますこと。
「ここに居るということは、またモーテルの手伝いか。」
「はい。今回はちょっと長めに働いているんです。・・・今日は仕事もお休みですけど。」
カキさんのこと、初対面だとちょっと怖そうって思う人も居るけど、全然そんな事無くて、喋ると普通の人。
試練のときなんか、敬語で喋るらしいのよ？この逞しく吠えそうな顔から敬語が出てくるなんて想像出来る？
カキさんの視線がグラジオ様に移ったところで、ご紹介。
「彼はグラジオです。私の・・・。」
はっ！！しまった！！
え、えっと・・・私の・・・。
恋人、ではないし、モーテルに泊まっているお客様なんて言えないし・・・。
「友達です！」
あぁ・・・恋人って言えればどんなに良かったかしら・・・。
「・・・。」
「グラジオ、この人がさっき言ってたカキさん。」
「カキです。」
「・・・。」
グラジオ様ーっ、そんなに無愛想にしないでよ・・・！さっきまでの良い顔はどこへ行ったの？？
「すみません、彼、あまり喋らない人で・・・。」
そういうコトにしておいた。
カキさんも、別に挨拶が無いからって怒ったりはしないけど・・・。
「キャモメも元気そうだな。」
気楽に話を続けてくれるカキさん。
「はい、カンタイシティまで行く途中で、どうしてもキャモメがここに寄りたがって・・・。あ、そうだ！この前、モーテルでガラガラを捕まえたんです。おいで、ガラガラ。」
呼ばれたガラガラが私のところへやって来た。
カキさんにあの幽霊騒動のことを話して、
キャモメの力でどうにかこうにか捕まえたこと、
お客様だということは伏せて、そのときグラジオ様に協力してもらったことも話した。
少しはグラジオ様が話の輪に入れるかな、と思ったんだけどな・・・。
グラジオ様、グランブルマウンテンを飲む方に徹して、全然こっちを振り向きもしない。
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カーター(プロフ) - 紅月さん» 続編のお祝い、応援ありがとうございます！いえもう、沢山の方に読んでいただけて、私も本当に恵まれています！今後も楽しく、執筆更新頑張ります！ (2017年2月14日 23時) (
レス) id: 4077529587 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - もっと評価されるべき小説だ...((続編おめでとうございます!)) (2017年2月14日 22時) (レス) id: db4044f600 (このIDを非表示/違反報告)
カーター(プロフ) - かあかさん» ありがとうございますー！ (2017年2月12日 0時) (レス) id: 4077529587 (このIDを非表示/違反報告)
かあか - 楽しみ！ (2017年2月12日 0時) (携帯から) (レス) id: 56d5161cd7 (このIDを非表示/違反報告)
カーター(プロフ) - ななさん» ご感想ありがとうございます！実際『仲良し』になると、グラジオどうなるんでしょうね！？（笑）今回は捏造臭さ覚悟で、仲良い人にしか見せなさそうな一面を描いてみました！続編移行後も、是非お楽しみください！ (2017年2月7日 22時) (レス) id: 4077529587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カーター | 作成日時：2017年1月14日 18時
