52 楽しい家庭 ページ4
「はいどうぞ。」
しばらくして、おばさんが私たちに、出来立ての夕食を運んで来てくれた。
「うわぁ凄い、大きなステーキ！良いの？突然押しかけたのにこんなご馳走・・・。」
「気にすること無いよ！ポケモンたちも、沢山食べてね。私はカキが帰ってから食べるから、ごゆっくり。」
おばさん太っ腹、カンタイシティのお店も、油断してたら潰れちゃいそう！
勿論お肉はブーバーの好みで、ウェルダンを通り越し、がっつりコンガリ焼いてくれてるわ！
それでは、冷めないうちに。
「いただきます！・・・・・美味しいっ！」
やっぱり、お昼のときと同じで、遠慮するより普通に食べた方が、グラジオ様の表情も良いような気がする。
グラジオ様との初ディナー、洒落たお店ではないけれど、こういうのも悪くないな。
いつかこうして・・・グラジオ様と私と、ポケモンたち・・・ひとつの家族になって、食卓を囲む日が来たら・・・。
ああ、また私の妄想が始まってしまった！！
『明日は休暇を取った。昔みたいに、バトルロイヤルで戦うか。ガラガラとクロバットとヌルの戦い、久しぶりにオマエに見せてやる。』
お仕事を終えて私の手料理を食べながら、はにかむ夫・・・グラジオ様。
『楽しみにしてるわ、グラジオ。ペリッパーと応援してるから。』
妄想の力で大分美しさを盛った妻、A。
食後には、グラスにブリーワインを注いで、一緒にひと飲み。そして・・・。
チュッ！
きっ、キャーーー！！！
「・・・食べないのか？」
気が付いたら、グラジオ様が妙な顔をして私を覗いていた。
「た、たべる・・・美味しい・・・。」
ニヤけるな、私！・・・もう本当に、暴走する妄想を抑えるの、大変だった・・・。
折角のグラジオ様とのディナーなんだから、上の空なんて勿体無いわ。
「ズバットにお肉取られるよ？グラジオ。」
「・・・レア肉じゃないぞ、ズバット。」
苦笑いするグラジオ様と、彼の分のお肉を吸血しようと企むズバットを見ながら、私たち二人、楽しくご馳走させてもらった。
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カーター(プロフ) - 紅月さん» 続編のお祝い、応援ありがとうございます！いえもう、沢山の方に読んでいただけて、私も本当に恵まれています！今後も楽しく、執筆更新頑張ります！ (2017年2月14日 23時) (
レス) id: 4077529587 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - もっと評価されるべき小説だ...((続編おめでとうございます!)) (2017年2月14日 22時) (レス) id: db4044f600 (このIDを非表示/違反報告)
カーター(プロフ) - かあかさん» ありがとうございますー！ (2017年2月12日 0時) (レス) id: 4077529587 (このIDを非表示/違反報告)
かあか - 楽しみ！ (2017年2月12日 0時) (携帯から) (レス) id: 56d5161cd7 (このIDを非表示/違反報告)
カーター(プロフ) - ななさん» ご感想ありがとうございます！実際『仲良し』になると、グラジオどうなるんでしょうね！？（笑）今回は捏造臭さ覚悟で、仲良い人にしか見せなさそうな一面を描いてみました！続編移行後も、是非お楽しみください！ (2017年2月7日 22時) (レス) id: 4077529587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カーター | 作成日時：2017年1月14日 18時
