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40 情報収集 ページ40

グラジオとAはアーカラ島の船着き場から定期船に乗り、ウラウラ島のマリエシティまでやって来た。

最初にリーリエの情報収集を始めた場所はマリエ庭園。野生のポケモンも居ながら、熟練の庭師たちによって美しく整えられる庭園だ。観光スポットとして人気もある。

グラジオとAは、庭園内で二手に分かれて聞き込みを始めた。Aはリーリエのざっくりとした特徴を、グラジオはリーリエのことに加え、ヨウやハウの容姿、背格好、彼らの手持ちポケモンを庭園内の人々に伝えながら、心当たりが無いかを聞き回った。


「ああ、その島巡りの子なら昨日、橋の前でポケモンバトルしてたよ。相手がスカル団っぽい人だったから、ボクは遠くからしか見てないけど・・・二人とも、メチャクチャ強かったな。」

何人かに聞き込みを続けようやく、グラジオはこの庭園内によく来るという男性から、ヨウに関する情報を聞くことができた。

ヨウがバトルに強いというのは納得だが、相手のスカル団もなかなかの実力だったらしい。スカル団でヨウと張り合える位の強さを持つ者といえば、ボスのグズマか幹部のプルメリくらいだ。

しかし、リーリエと鉢合わせになることは無かったのか、その場でポケモンバトル以上の事件が起きるといったことも、特に無かったらしい。ヨウがその後どこへ行ったのかも、結局分からなかった。


ホッとする反面、思うほど欲する情報には近付けないものだ。



一方Aは、庭園内の茶屋に座っていた男女に声をかけていた。休憩の合間に会っているOLとサラリーマンのようだ。

「ブロンドの髪に、緑色の目をした、華奢で優しそうな感じの女の子なんですが・・・見ていませんか?」

観光客も多い街中では、そんな女性は何人も居そうなものだが、とにかく何かひとつでも、情報を掴みたかった。


「・・・もしかして、あの白い帽子を被った子かな?」

思い出したように、女性が隣の男性と顔を見合わせた。

「ああ、そういえば・・・昨日、ここでじゃないけど、図書館の前でそんな感じの子を見たよ。」

「本当ですか?」


昨日図書館に入っていったというリーリエの目撃情報。覚えている限りの髪型など、容姿も一通り教えてもらった。

勿論人違いかも分からないが、一度グラジオに知らせる価値はありそうだ。

41 確かな手がかり→←39 出発前



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設定タグ:ポケモンSM , グラジオ , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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カーター(プロフ) - ココアンさん» 更新を楽しみにしてもらえて嬉しいてす!執筆も楽しみながら頑張ります!応援ありがとう! (2017年1月9日 23時) (レス) id: 4077529587 (このIDを非表示/違反報告)
ココアン(プロフ) - 続きができるの楽しみです!応援しています!頑張ってください!! (2017年1月9日 23時) (レス) id: 73f1966ab0 (このIDを非表示/違反報告)
カーター(プロフ) - るんさん» 気に入ってもらえて嬉しいです!執筆頑張ります☆コメントありがとう! (2017年1月4日 22時) (レス) id: 4077529587 (このIDを非表示/違反報告)
るん - この小説大好き!! 続き書くの頑張ってね!! (2017年1月4日 19時) (レス) id: 7b07b0d042 (このIDを非表示/違反報告)
カーター(プロフ) - ななさん» 私も続きを完成させるためウズウズしてます!またハラハラする展開ですが、今後をお楽しみに!また読んでくれてありがとう! (2017年1月4日 8時) (レス) id: 4077529587 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カーター | 作成日時:2016年12月6日 22時

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