六拾肆 ページ19
.
sideしのぶ
血鬼術で小さくなってしまったと言う時透君とAさん。
二人とも記憶ごと幼くなってしまったようで場所も人も覚えていないらしい。
治す方法と言われましても鬼はもう倒しているのでしたらそのうち血気術は溶ける筈ですし、薬もありません。
しのぶ「取り敢えずの所はうちで預かります。」
煉獄「そうか!それは安心だ!!では頼む!」
静かにしてくれと頼んだにも関わらず煉獄さんはいつも通り大きな声を出しながら帰って行った。
『それで?ここは何処なんですか?』
しのぶ「ここは蝶屋敷という隊士が怪我をした時に運んでいただく場所です。」
Aさんは幼い頃からしっかりしているのですね。
やはり背が高いと大人っぽく見えるのでしょうか?ずっと年上だと思っていました……。
……十三…?
柱の中で一番下って事ですか……?それであの実力を……?
いやでもそもそも十歳若返るって言うのが間違っていて十五歳若かった可能性も……。
いや、それは今は置いておきましょう。
今はもう普通の人や子供なら寝ている時間。
時透君はうとうとして首がカクンカクンなっています。
しのぶ「寝れば治るということもありますし、今日は遅いです。寝ましょうか?」
そう私が問えば時透君はゆっくりではあるが首を縦にゆっくり振った。
まだ起きていたアオイに頼んで時透君を空いている病室に連れて行ってもらい、今この部屋には私とAさんだけ。
Aさんはいつもはこの時間には寝ていないらしく眠くは無いらしい。
この際ですし知らない事を聞いてみましょうか?
まぁ今のAさんは三歳ですから普段のAさんと同じ考えや答えがあるかは分かりませんが。
『……取り敢えずここは鬼殺隊の救護所って事で良いですか?』
しのぶ「ええ。」
『じゃあ何故僕は此処に連れてこられたんですか?
そもそも何故僕は山に?』
.
1054人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (11月15日 9時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - この小説の続編から飛べませんか?無理なら、Googleとかから占いツクールを検索して弐から続編へ飛んでみてください! (5月28日 9時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - コメント失礼します!こちらの作品はもう全て見たのですがこの作品の参が見れなくて…どうしたら見れますかね…? (5月28日 0時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
Negro - 五拾漆の下らへんの部下の字が部活になっとるぞ!? (2020年5月8日 16時) (レス) id: 16e8b32db3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 五月雨雫さん» はい、ありがとうございます!すみません!五月雨雫さんの作品なのに・・・。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月22日 22時