六拾壱 ページ16
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そのままむーちゃんは僕の服をはだけさせ、首元に顔を近付けた。
『……ぇ…………ぁ?』
無惨「痛いのは一瞬だ。」
首にひんやりとした硬い感触がある。
それは尖っていて、むーちゃんの牙だと言う事には直ぐに気が付いた。
むーちゃんはそのまま牙を立て、肌に突き刺した。
『ぅ…………ぁ……!!』
ピリッとした鋭い痛みが首元から全身に走り、その牙が刺さった場所からドクドクと音が凄く大きく聞こえる。
むーちゃんはこのまま僕の身体に血を流し込めば僕は鬼になる。
けど、むーちゃんはそんな事はせず、僕の血を飲むだけ。
まるで本で見た…吸血鬼みたいに。
少ししてからむーちゃんは牙を抜き、口元を手の甲で拭った。
まだ傷がジンジンして熱くて痛い。
『な、なんで……噛ん……!』
無惨「甘い。確かにコレは癖になるな。」
『感想を聞いてる訳じゃ……!!』
無惨「何だ不満か?本気で危険だと。嫌だと思ったのならその日輪刀で私に斬り掛かれば良かっただろう。」
確かに。確かに振り払わなかった自分も悪いけどさ?!
僕から言い出したし無理も無いよ?!
でもさ、噛むなら一言ぐらい言ってくれても良くない?!
てか痛み一瞬じゃ無かったし!!
もういいや(諦め)
『童磨達みたいに人間の血肉喰えなくなっても僕のせいにしないでね?』
無惨「その時はまたお前の血を貰いに来てやる。」
『はいはい。別にいいけど毎日は辞めてよね?貧血なる!
あ、童磨達にあげるのは結局良いわけ?』
無惨「別に構わん。だが力自体が衰えれば即刻殺す。」
おお怖!
けど取り敢えずは分けて大丈夫って事?
てかそんなに甘いの……?僕の血。
自分で自分が怖くなってきた。
少し会話をした後、用事があるらしいむーちゃんはまた琵琶の音と共に帰って行った。
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (11月15日 9時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - この小説の続編から飛べませんか?無理なら、Googleとかから占いツクールを検索して弐から続編へ飛んでみてください! (5月28日 9時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - コメント失礼します!こちらの作品はもう全て見たのですがこの作品の参が見れなくて…どうしたら見れますかね…? (5月28日 0時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
Negro - 五拾漆の下らへんの部下の字が部活になっとるぞ!? (2020年5月8日 16時) (レス) id: 16e8b32db3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 五月雨雫さん» はい、ありがとうございます!すみません!五月雨雫さんの作品なのに・・・。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月22日 22時