八拾陸 ページ42
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小芭内、不死川、煉獄等のそこまで酔っていない者が何だ何だと集まり出す。
宇髄が端的に事の説明をしている間、水を渡しているしのぶ達の方ではAがしのぶを押し倒していた。
煉獄「胡蝶、美累は落ち着い……胡蝶!?!?」
振り向いた煉獄が大きな声をあげ、それによって全員が気付き、Aを止めに入る。
伊黒「落ち着け、酒を飲んで我を忘れる様な奴では無いだろう。水を飲んで深呼吸をしろ。胡蝶めは同性だろう。そもそも嫁入り前の女が簡単に接吻なんてするんじゃない!!」
『んぇ〜、おばないとは、ちゅ〜したのに…ほかのひとにはらめなの〜?』
態々接吻の事を隠していた小芭内を前にして酔った勢いでぶちまけるA。
その場にいた全員が凄い勢いで首を回し、小芭内を睨む。
煉獄「どう言う事だ伊黒!!」
宇髄「さっき言っていた任務の事か?やっぱりド派手にあったんだな!!」
不死川「どんな事情があろうと接吻はダメだろォ」
しのぶ「不死川さんの言う通りです。任務であろうと、嫁入り前の、ましてや十三歳の子供ですよ?」
と、小芭内は一方的に責め立てられていた。
反論しようとも全員目が笑っていなく、口を開く余裕が無いように見える。
鏑丸も小芭内の首に蹲る様に縮こまる。
小芭内「いや……して来たのは美累であって俺では無い……!!」
しのぶ「した事には変わりはありません。」
やっとの事で反論するも、しのぶの一言で一蹴される。
今Aは煉獄によって手を後ろで掴まれて拘束されている。
まぁ、前は全開な上、さらしも巻いていない状態。男達は目を背けている……が
痺れを切らしたAが首だけ後ろに向け、煉獄を見上げる。
『んぅ…、きょーじゅろ……いたい……』
上目遣いに涙目、酔った赤い顔で見つめられた煉獄は一瞬手が緩んだ。
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (11月15日 9時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - この小説の続編から飛べませんか?無理なら、Googleとかから占いツクールを検索して弐から続編へ飛んでみてください! (5月28日 9時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - コメント失礼します!こちらの作品はもう全て見たのですがこの作品の参が見れなくて…どうしたら見れますかね…? (5月28日 0時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
Negro - 五拾漆の下らへんの部下の字が部活になっとるぞ!? (2020年5月8日 16時) (レス) id: 16e8b32db3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 五月雨雫さん» はい、ありがとうございます!すみません!五月雨雫さんの作品なのに・・・。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月22日 22時