３１８話「触発」 ページ34
クルマダさんを置いて、エレベーターの前に着いた。
サ「.........。」
早く来てくれ！とサラちゃんは何度も何度もエレベーターのボタンを連打した。
しかし...エレベーターの電源が切れてしまっているのか、反応することは無かった。
アリ「なにぃ...！？
なぜ停止してるんだ！？」
ヒ「メイプルが...壊しちゃったの...？」
『...壊したんじゃなくて、メイプルの背中から生えてるムチがレバーに当たったのかもね。』
レバーはあのままなら剥き出しになったままのはず。
......最悪なのはミドリが関わっていたらって可能性...。
ギ「どうしたらいいニャン！？
このままじゃ、筋肉ゴリラもおまわりさんも...！！」
アリ「ぐうっ...！！一度戻るしかない...！
制御室の機械で...エレベーターを動かせるか試すぞ...！」
皆で再び制御室へ戻る事になった。
何時も...先頭に立つサラちゃんとランマル君がエレベーターの前で立ち止まったままである。
興味本位で話を聞いてみた。
サ「ランマル...？
どうした...？立ち止まって...。」
ラ「.........。」
ランマル君はサラちゃんの疑問に答えること無く、どこか遠くを見つめている。
『...。』
ラ「そ、そうだな...行こうぜ...。」
サ「...？」
.........ランマル君は...何を考えているのだろう。
.
.
制御室に戻るとクルマダさんはフラフラと立ち上がっていた。
ク「あ...？
テメーら...なんで戻ってきた...！」
おぼつかない足取りでフラフラとこちらに近寄り、怒鳴り声をあげる。
『クルマダさん...落ち着いて。』
ク「出て行けよ...！
くたばるとこなんか...見せたくねえっつの...！」
サ「.........。」
ク「それとも、なんだ...。
オレがジャマだから...出て行けっつーのか...？」
クルマダさんはギロリとこちらを睨み付けてくる。
入り口付近に私達がいなかったのなら...直ぐにでもこの部屋から出て行ってしまいそうだ。
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伊豆花織(プロフ) - シロヌコさん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んで下さってありがとうございます！もうストックが無いので今必死で書いてます笑 (2022年3月21日 16時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - あっ誤字りましたごめんなさい (2022年3月21日 16時) (レス) id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 仕事がとても早い、プロフェッショナルですね！自分とは違って作品書き上げる速度が本当に速い、、さすがすぎます (2022年3月21日 16時) (レス) @page50 id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 雨玉さん» コメントありがとうございます！ううっ…もう少しで例の悲しすぎるシーンを書かなくちゃ…辛すぎます...泣 (2022年3月21日 16時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
雨玉(プロフ) - この作品むっちゃ好きです。ぅぁ、アリスさんがぁ、ｸﾞｽﾞｯ、切ない… (2022年3月21日 10時) (レス) @page50 id: 7f17357805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年11月23日 20時
