３１９話「提案」 ページ35
シ［...みてらないよ、こんな争い...。］
一触即発...。
そんな私達を見兼ねて、シンさんのAIがこちらに話しかけて来た。
アリ「月見 真...。」
シ［...みんなに話がある。］
真剣なシンさんの声に皆がシンさんの映るモニターの周りに集まる。
シ［いいかい...よく聞いて...。
クルマダくんを生かす方法が...あるんだ。］
ク「は......？」
アン「どういうこと！？教えて...！！」
瀕死のクルマダさんを救う方法。
この状態でも生かす事が出来るのなら...自分達も死なないで済む。
そんな希望からか、ダミーズの表情は明るくなる。
シ［充電...だよ。］
ハ「充電...！？」
シ［ちょっと、そっちの画面を見て...。］
シンさんが指さす先はダミーズ本体 管理システム。
画面にはランマル君の情報からクルマダさんの情報に切り替わっていた。
シ［ほら、これが車田 直道くんの情報だけど...
頭部は深刻なダメージが無い...胴体には大きなダメージがあるものの...バッテリーは...まだ動いてるでしょ...？］
頭部はランマル君と同じで半分ほどバッテリーが残っているが、胴体はふくらはぎ程まで減っていて...本当にいつ停止してしまってもおかしくない。
アン「じゃあ、まだ助かるの...！？クルマダは...！」
シ［うん...充電さえできれば、延命できる。］
『延命...か。』
延命が限界なのは...見れば分かる。
壊れかけた電子機器を充電しても溜まりにくかったり、減るのが早かったりする。
充電しても破損した部分から残り電池が減っていくのは火を見るよりも明らかだから。
ク「.........。」
シ［まあ...損傷が激しいから...どれくらい持つか、わからないけど...。
あ...パーツ...外してみる？
腕とか...。］
ク「ざけんな！！
ボクサーにとって腕っつーのはなぁ...！！」
シ［あ、あわわ...もちろん冗談で...！
充電器が...この階のどこかに...あるんだ。］
ギ「いっぱい探索したけど...そんなの、どこにも無かったニャン！！」
シ［あ...あれぇ...？
おかしいな...まだ探索してない所はないの...？］
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伊豆花織(プロフ) - シロヌコさん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んで下さってありがとうございます！もうストックが無いので今必死で書いてます笑 (2022年3月21日 16時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - あっ誤字りましたごめんなさい (2022年3月21日 16時) (レス) id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 仕事がとても早い、プロフェッショナルですね！自分とは違って作品書き上げる速度が本当に速い、、さすがすぎます (2022年3月21日 16時) (レス) @page50 id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 雨玉さん» コメントありがとうございます！ううっ…もう少しで例の悲しすぎるシーンを書かなくちゃ…辛すぎます...泣 (2022年3月21日 16時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
雨玉(プロフ) - この作品むっちゃ好きです。ぅぁ、アリスさんがぁ、ｸﾞｽﾞｯ、切ない… (2022年3月21日 10時) (レス) @page50 id: 7f17357805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年11月23日 20時
