Last Lover【ブラコン】 AFTER STORY

花嫁に口付けを【梓】 ページ21

〜結婚式〜

雅「なんだか緊張するな…」

貴「ごめんね、雅にぃ…
父親役頼んじゃって」

雅「他でもないすみれの頼みだから
　 いいんだよ…」

雅にぃが優しく微笑んだ

貴「ありがとう…雅にぃ」

雅「さぁ、行こうか
　 お手をどうぞ…」

雅にぃと一緒に私は、
バージンロードをゆっくりと歩く

新郎側の席には、朝日奈兄弟と
絵麻ちゃん、美和ちゃん

新婦側の席には、修斗と美咲
そして私の両親の写真があった

出席者の中には、学生時代の友達や
先生が参列している

弥「わぁ〜、
　 すみれお姉ちゃん綺麗だね
　 お姫様みたい！」

椿「本当にかーいーよな♪
あぁーオレのすみれー」

棗「…」

椿「あれ？もしかして棗
　 泣いてんの？」

棗「泣いてねーよ」

要「本当に綺麗だね
　 逃がした魚は大きかったな」

風「地味声優なんかに、
　 すみれねぇは勿体ないよ」

美「…鈴華、すみれちゃん
　 凄くきれいよ…」

バージンロードの先に居たのは
白いタキシードをみにまとい
メガネを外した梓だ

梓「…おいで、すみれ」

貴「うん！」

梓と一緒に神父の前に立つ

神父が誓いの言葉を読み上げていく

神父「指輪の交換を」

私と梓の指には、お揃いの結婚指輪が
キラキラと光っている

神父「それでは、誓いのキスを」

梓が私を見つめる
梓の手によって純白ベールが
上げられた

梓「すみれ…
　 僕の一生をかけて
　 君を幸せにすると誓うよ
　 愛してる…」

貴「私も梓を愛してる
　 ずっとずっと愛してる！」

梓の唇が私の唇と重なった



晴れわたる青空の日
私は、梓の奥さんになりました

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