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ボルト「118話だってばさ!」 ページ4

オボロside




は?は?え?いや、あの。


オボロ『い、今のはどういう……?』

いのじん「えっ!今ので分かんないの!?」


鈍感だな〜もう、と呆れたような声を漏らすいのじんの方を見ていると、目を合わせて、


いのじん「僕も好きだよっていうこと」


と微笑まれた。

……嘘!?


オボロ『え、え?』

いのじん「僕が言おうとしてたら先越されちゃったな〜」

オボロ『お、オッケーでいいの?』

いのじん「勿論。寧ろオッケー以外の返事が思い浮かばないんだけど?」


と当然のように言ってくるいのじんに恥ずかしすぎて顔を茹でダコみたいに真っ赤にしていると、いのじんは私の肩口に顔を埋めてきた。


オボロ『い、いのじ「ねぇ、オボロ」ど、どうしたの……?』

いのじん「……好きになってくれてありがとね」


頭を撫でてくるいのじんにすり寄ると、いのじんは抱きついてくる力を強めた。


いのじん「まぁ、もうちょっと抱きついてたいんだけど、ここも人が通るし帰ろっか」

オボロ『ここアカデミーの前だ…!』


人が少ないからって恥ずかしい……!
顔をさらに赤くしていると、いつもよりも距離が近くなったいのじんが大丈夫?と顔を覗きこんできていた。


いのじん「帰ろ」


手を握られて引かれるような形で帰る。

手を握られるだけで心が満たされて、一緒にいるだけで笑顔になれる。
これがお母さんの言ってた “特別な人” っていう感覚なのかと今、実感する。

それに。


オボロ『(いのじんの手って、こんなに大きかったんだ)』


私の手が小さいのかな。
男の子の手が大きいのかな。

まぁ、どっちにしろ私はこの手、好きだな。


オボロ『いのじん』

いのじん「うん?」

オボロ『これからもよろしくね』


少し照れ臭くて笑いながら言うと、いのじんは手を握る力を強めて、


いのじん「恋人としてね」


とそう言って笑った。





これが、私たちの関係が少し変わった日の話。

そして皆の冷やかしを受ける前日のお話です。





シカダイ「119話だ」→←『117話ですよ』



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儚奈(プロフ) - 十六夜さん» お久しぶりです! 今度は想像で、全員が上忍になった後などを書いてみようかな、と思っています! 更新が遅くなる一方で、二月になんてほとんど出来ないと思いますが、今後も読んで頂けると嬉しいです……(^_^;) (2018年12月23日 20時) (レス) id: 941560be5a (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 儚奈さん» お久しぶりです久し振り更新で嬉しいです!輪廻祭編私も好きで続きとかあったら楽しみにしています。 (2018年12月23日 20時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
あほうどり - いえいえ!わざわざありがとうございます! (2018年11月20日 17時) (レス) id: 93f364f154 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - あほうどりさん» 判って頂けて嬉しいです!これからは特徴などで通じるように工夫しますね(^ ^;) (2018年11月20日 17時) (レス) id: 941560be5a (このIDを非表示/違反報告)
あほうどり - ああ〜あのこか! (2018年11月20日 16時) (レス) id: 93f364f154 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:儚奈 | 作成日時:2018年2月6日 21時

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