ヒマワリ「１２９話だよ！」 ページ15
オボロside
ヒマワリと二人で戯れていると、
「この儂、自らが相手をしてやろう」
と不穏な言葉が聞こえてきた。
ピクリと反応してハナビ姉さんを見ると、私と同じように反応している。
そっちを見ていると、ヒマがお姉ちゃん？と首を傾げた。
オボロ『何でもないよ』
そう笑顔で言うも、耳はそっちへと傾けたまま。
話を聞く限りだと白眼の発言を嘘か真かを定める為に、お祖父ちゃんと戦うらしい。
……お祖父ちゃんと？
あまりに突然でボルトも動揺しているし、何より白眼が開眼していない状態のボルトがお祖父ちゃんと戦うなんて無理。
止めようと立ち上がろうとするお父さんが視界に入り、私も立とうとすると、
ハナビ「ちょっと父様。そのくらいにしてください」
とハナビ姉さんが止めに入った。
ヒマに待っててね？と言って私も駆け寄ると、ハナビ姉さんが私の存在を確認した後に話を再会した。
ハナビ「孫にいいところを見せたいんでしょうけど、ぎっくり腰になって寝込むのがオチよ？
それに、やり過ぎちゃったら大事じゃない。ボルトに嫌われちゃうよ？」
ヒアシ「ぬぅ……」
それに孫娘もいるし、と私に視線をやると、更にお祖父ちゃんは顔をしかめた。
くいっとハナビ姉さんの袖を引っ張ると、耳を貸してと手招きをする。
ハナビ「どうしたの？」
オボロ『あのね、多分今からボルトとハナビ姉さんが組手をするんだろうけど………私がやってもいい？
白眼の予兆なら私もある程度は見えるから』
そう言うと、ハナビ姉さんは少し考えたような素振りを見せてお祖父ちゃんに視線を送った。
ヒアシ「では、オボロ。頼んだぞ」
オボロ『はいっ！』
ハナビ姉さんの視線だけで察したお祖父ちゃんが私に預けてくれたので笑顔で言うと、さっきの門の前の時のような顔をした。
二人が縁側に行くのを見届けると、お前が相手をすんのか！？とボルトに驚かれた。
オボロ『だって、ボルトと組手をしてみたかったから』
ボルト「二人とも甘くね？」
オボロ『分かりきってることだよ〜』
と言えばそれもそうか、と項垂れた。
オボロ『まぁ、ボルト。構えてね』
ボルト「え？」
白眼を開かないまま柔拳の構えを取ると、ボルトもハッとしたように構えた。
ハナビ姉さんの始め！という声と同時に二人同時に踏み切る。
二人同時に繰り出す掌底。
初手が当たったのは…………。
新作に関して（※結構重要なので是非！）4/24 変更→←ワサビ「１２８話だな」
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儚奈(プロフ) - 十六夜さん» お久しぶりです！ 今度は想像で、全員が上忍になった後などを書いてみようかな、と思っています！ 更新が遅くなる一方で、二月になんてほとんど出来ないと思いますが、今後も読んで頂けると嬉しいです……(^_^;) (2018年12月23日 20時) (
レス) id: 941560be5a (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 儚奈さん» お久しぶりです久し振り更新で嬉しいです！輪廻祭編私も好きで続きとかあったら楽しみにしています。 (2018年12月23日 20時) (レス) id: 3d7672005c (このIDを非表示/違反報告)
あほうどり - いえいえ！わざわざありがとうございます！ (2018年11月20日 17時) (レス) id: 93f364f154 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - あほうどりさん» 判って頂けて嬉しいです！これからは特徴などで通じるように工夫しますね(^ ^;) (2018年11月20日 17時) (レス) id: 941560be5a (このIDを非表示/違反報告)
あほうどり - ああ〜あのこか！ (2018年11月20日 16時) (レス) id: 93f364f154 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：儚奈 | 作成日時：2018年2月6日 21時
