イワベエ「86話だぜ!」 ページ7
Aside
サクラ「え!?A好きな子いるの!?」
A『い、いいいいいませっ……!』
チョウチョウ「最近自覚し始めたものね〜」
A『違う!』
感情が高ぶるあまりチャクラを練ってしまったのか、無意識に小さく放電する。
それに気付いたサラダがまぁまぁ、と宥めてくれるまで私は延々とサクラさんに質問攻めにされた。
そして、質問を全て否定したところ、
サクラ「ん〜……Aが好きになりそうな子か〜」
と考えたサクラさんは思い付いたようにあ!と声をあげる。
サクラ「いのじんとか!」
サラダ「ぐっ…!」
A『へっ!?』
チョウチョウ「おぉ〜」
サクラさんの的確な指摘にサラダは飲んでいたお茶を思わず吹き出し、私は間抜けな声をあげ、チョウチョウは感心した。
……まさにそのいのじんなんですが…!?
頭の中を色んな情報が駆け巡り混乱していると、
サラダ「お、お風呂出来てるからA先に入ってきたら?確か夜に弱かったわよね?」
とサラダが助け船を出してくれた。
A『うん、そうだね…!』
サクラ「あ、お風呂の場所とか分かる?」
A『はい!着替えもあります!』
サクラ「そっか、じゃあゆっくり入っておいで〜」
手をひらひらと振って見送られて、部屋から出た瞬間にとてつもない脱力感に襲われた。
さ、サクラさんの勘が鋭すぎる……!
私ってそんなに分かりやすい…?
ほっぺに手を当てると、顔が熱いように感じた。
A『…バレちゃうなぁ……』
バレてから返事を聞くんじゃなくて、ちゃんと自分から言いたいのに。
A『……こういうのを意気地無しって言うんだろうね』
そんな勇気は今の私には無い。
自覚した想いは、壊すのも汚すのも簡単だけど、持ち続けるにはそれの何十、何百の苦痛を伴う。
それを私がまた自覚するのはまだ先の話。
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儚奈(プロフ) - 松本まっそさん» いらっしゃい!w (2018年4月9日 18時) (レス) id: f32876694e (このIDを非表示/違反報告)
松本まっそ(プロフ) - 見に来たよ! (2018年4月9日 18時) (レス) id: 2bbab13190 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます(〃ω〃) 亀更新でも頑張るのでよろしくお願いします! (2018年2月8日 20時) (レス) id: f32876694e (このIDを非表示/違反報告)
名無し - おめでとうございます。読んでいるだけでドキドキしちゃいます笑笑これからも頑張って下さい。 (2018年2月8日 19時) (レス) id: f41a8eeba0 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - 八つ橋さん» いつもありがとうございます。最近はとても寒いですから、体調を崩さないようにしてください! (2018年2月5日 20時) (レス) id: f32876694e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:儚奈 | 作成日時:2017年9月23日 17時