ボルトの双子の妹は愛を語る 【BORUTO】

いのじん「８４話だよ」 ページ5

Aside




アカデミーの授業が終わり、私の歩いていた帰り道。


A『お泊まり会？』

チョウチョウ「そう！あちし、一回してみたかったの！」

サラダ「それって今日じゃなきゃダメ？」

チョウチョウ「思い立ったら即行動！」

A『ダメなんだね…』


はい。
ミツキのあの歓迎会に影響されたのか、チョウチョウがお泊まり会をしたいと言い出しました。
私とサラダは何も困らないけど、困るとしたら寝る場所なんだよね……。

そこをどうするのかと聞くと、


サラダ「ママなら多分いいって言ってくれると思うけど……」


と顎に手を当てて答えたサラダ。

そしてサラダのお母さんのサクラさんを思い浮かべる。
…ノリがよさそうだよね、サクラさん………。


チョウチョウ「ほんと！？」

サラダ「うん。今日は仕事が無いって言ってたし、ある日は疲れてるからダメって言うけどオフの日なら迷惑さえかけなければウチに呼んでいいよって言われてるから」

A『なんだか申し訳無いな〜…』


いつも私が別れるところに来て、そこで立って話をする。


サラダ「じゃあ、大丈夫なら迎えに行くから」

A『い、いいよ！危ないし……』

サラダ「これくらいの距離なら大丈夫よ。じゃあね」

チョウチョウ「ばいばーい！」

A『あ、うん…ばいばい…』


サラダ、言い逃げしていっちゃった……。








A『ただいま〜』

ヒマワリ「お姉ちゃんお帰り！」

A『うん、ヒマ。ただいま』


よいしょっと抱き上げると、お帰りなさい、とお母さんが笑顔で言った。


A『ただいま、お母さん。今日ね？サラダとチョウチョウにお泊まり会しないかって誘われてるんだけど……』


行っていい？と聞くと、


ヒナタ「迷惑をかけないなら行っておいで」


と笑顔で頷いてくれた。

それから道具などの準備をして、お風呂に先に入っとこうかな、と思った途端、こんにちはー、と声が聞こえた。


ヒマワリ「お姉ちゃ〜ん！サラダお姉ちゃんたち来たよ！」

A『うん』


荷物を持って下に降りると、丁度鉢合わせたのか、サラダとボルトが喧嘩をしてる。
…ボルト、お母さんに怒られるよ……。

靴を履いてお母さんの方を見ると、笑顔で行ってらっしゃい、と言ってくれたから、行ってきますと返して家を出た。

デンキ「８５話だよ！」→←シカダイ「８３話だ」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す