ダルイ「107話」 ページ38
オボロside
オボロ『気持ちは凄くありがたいです。でも………私にも想う人がいますから、貴方の気持ちに応じることは出来ません』
頭を下げたままそう伝えゆっくりと顔を上げると、マギレさんは悔しいのか怒っているのか、顔を真っ赤にしてチョウチョウの言葉もろくに聴かないまま走っていってしまった。
それを見ていると、
ミツキ「君があそこまでバッサリと断るとは思ってなかったな」
とミツキが笑顔で近付いて来た。
オボロ『……気持ちには正面から応えないと失礼だからね』
私もあんな勇気があったらな、と苦笑いを浮かべて話していると、
サラダ「まぁ、これでストーカーの件は大丈夫そうね」
シカダイ「そうだな」
と二人が話していた。
オボロ『いのじん、おはよ』
いのじん「おはよ。ストーカー騒ぎはもう大丈夫なの?」
オボロ『うん』
ストーカー騒動のあった翌朝。
またもや寝坊したボルトをお母さんとヒマワリに任せて先にアカデミーへと来ると、偶然いのじんと会った。
いのじん「というか、今日はボルトたちと一緒じゃないんだね」
オボロ『ん〜……ボルトがまた寝坊しちゃって……』
いのじん「また?」
オボロ『あはは……ちょっと呆れてきちゃうや』
いのじん「下忍になって任務こなすときとかどうすんの」
ほんっとバカだよね〜、と笑ういのじんに釣られて笑うと、オボロ〜!と後ろから声が聞こえた。
オボロ『あ、ボルト』
ボルト「何で起こしてくれなかったんだってばさ!」
オボロ『遅れるから先に行けって言われたの〜。シカダイもミツキもおはよう』
いつも通り。
アカデミーに来るまではそうだと思ってた。
ワサビ「オボロ〜?」
オボロ『あれ、ワサビ。どうしたの?』
ワサビ「廊下に落ちてたんだけどさ……」
何かと思ってワサビの手元を見ると、一通の手紙が握られていた。
何で私に渡してくるのかと思って首を傾げていると、
なみだ「中を見たんじゃなくて見えててね?処分しようとしたんだけど……」
ワサビ「なんか嫌な声が聞こえてさ…」
オボロ『…ここで見ちゃっても大丈夫?』
そう言うと、口を濁した二人。
ボルトたちは居ないし、皆は自由時間を好きに過ごしている。
見られる心配も聞かれる心配もない。
オボロ『開けるね?』
二人にそれだけ言って開けると、中からは………
オボロ『は?』
ありえないという内容の便箋が出た。
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儚奈(プロフ) - 松本まっそさん» いらっしゃい!w (2018年4月9日 18時) (レス) id: f32876694e (このIDを非表示/違反報告)
松本まっそ(プロフ) - 見に来たよ! (2018年4月9日 18時) (レス) id: 2bbab13190 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます(〃ω〃) 亀更新でも頑張るのでよろしくお願いします! (2018年2月8日 20時) (レス) id: f32876694e (このIDを非表示/違反報告)
名無し - おめでとうございます。読んでいるだけでドキドキしちゃいます笑笑これからも頑張って下さい。 (2018年2月8日 19時) (レス) id: f41a8eeba0 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - 八つ橋さん» いつもありがとうございます。最近はとても寒いですから、体調を崩さないようにしてください! (2018年2月5日 20時) (レス) id: f32876694e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:儚奈 | 作成日時:2017年9月23日 17時