ナルト「９４話だってばよ」 ページ15
Aside
アカデミーへ行き、私たちの擦過傷だらけの顔を見て、先生が手当てをしてくれた。
私の手のひらは氷で冷やしつつ包帯を巻いて。
私たちの一通りの手当てが終わって、もう今日は帰っていいとさっき言われたことを思い返して、帰ろっか、と言い合っていると、先生が立ち上がって私たちに向かって頭を下げた。
あまりに突然で目を瞬かせていると、
シノ「本当にすまなかった！！」
と言った。
A『せ、先生……大丈夫ですから！顔上げてください！』
シカダイ「今回ばかりは俺らが悪いんですから！」
手をわたわたと顔の前で振って先生に顔を上げてくださいと言うと、
シノ「あの時の俺は、明らかにどうかしていた………。守るべき生徒に、本気で襲いかかるなどと…！」
とさらに深く下げた。
……どうしよう…。
にしても、やっぱり操られてたんだ。
A『操られてたんです、よね…？』
ボルト「そうだって！だからそんなに思い詰めなくてもいいって、な！」
そう言って私たちに話を振りかけてくるボルトに頷くと、先生は眉を寄せてしかし……とまた言葉を濁す。
シノ「そうだからと言っても、お前たちにしたことは許されない。里の上層部に全てを報告した後、責任を取って教師をやめるつもりだ」
シノ先生の一言で、その場が一瞬凍りつく。
……そんなに思い詰めて…。
どうしよう、とボルトとシカダイの方を見ると、
シカダイ「先生があんなに思い詰めてたなんて気付かなくて……すんません」
ボルト「それに、先生ってばあんなに強かったんだな！見直したってばさ！」
と先生にいつも通り声をかけていた。
…まぁ、私たちが今悩んでも遅いかな……。
A『今の今まで私たちを指導してくれたのは先生なんですから。…私は先生の授業好きですよ！』
そう笑顔で私も話しかけると、先生は私たちに背中を向けた。
ボルト「あ！先生照れてんの！」
シノ「照れてなどいない！」
A『…一件落着？』
シカダイ「みたいだな」
この件はこれでおしまい。
先生は翌朝、皆に頭を下げられて困惑していました。
……私はサラダとチョウチョウといのじんにこっぴどく怒られました…。
特に手のひら……。
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儚奈(プロフ) - 松本まっそさん» いらっしゃい！w (2018年4月9日 18時) (
レス) id: f32876694e (このIDを非表示/違反報告)
松本まっそ(プロフ) - 見に来たよ! (2018年4月9日 18時) (レス) id: 2bbab13190 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます(〃ω〃) 亀更新でも頑張るのでよろしくお願いします！ (2018年2月8日 20時) (レス) id: f32876694e (このIDを非表示/違反報告)
名無し - おめでとうございます。読んでいるだけでドキドキしちゃいます笑笑これからも頑張って下さい。 (2018年2月8日 19時) (レス) id: f41a8eeba0 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - 八つ橋さん» いつもありがとうございます。最近はとても寒いですから、体調を崩さないようにしてください！ (2018年2月5日 20時) (レス) id: f32876694e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：儚奈 | 作成日時：2017年9月23日 17時
