ボルトの双子の妹は恋を知る 【BORUTO】

＊ほろろさんリクエスト＊ 2 ページ40

Aside




翌朝、私はヒマワリとお昼ご飯の買い物後、遊びに行くとお母さんに言って、今はヒマワリと買い物中。


A『ヒマ〜？お母さんに何買ってきてって言われたっけ？』

ヒマワリ「んっと……人参と、牛肉と、じゃがいもと…えっと……あの白いやつ！」

A『しらたきね？……はい！よく出来ました！』


頭を撫でてあげると、エヘヘ〜、と嬉しそうに頬を緩ませた。

ヒマワリとはぐれないように手を繋いで歩いていると、


「A！」

A『ひゃ！？』


後ろから何かに思いっきり抱きつかれた。

聞こえる声は聞き慣れたもので、その隣からは気だるげな声も聞こえる。


A『二人とも久し振り〜、いのじん、シカダイ』

シカダイ「おう。つか、いのじん離れてやれよ」

いのじん「やだ！」

シカダイ「ったくよ……」


すると、シカダイは何かを察したのか、ヒマワリに風船貰いに行くか？と緩めの避難勧告を出していた。
ありがとうねシカダイ……。

シカダイがヒマワリを連れて行ったのを確認したのか、前とは違うところに吸い付いてきた。


A『……隠すの大変だって言ってるでしょ…？』

いのじん「え〜」


首にかけた額当てを少しきつめにすると、丁度影になって見えなくなった。


いのじん「それって、隠す必要あるの？」

A『ヒマワリの歳知ってる？お父さんの過保護レベル知ってる？』

いのじん「ごめん考えてなかった」


それから暫く二人で話していると、ヒマワリが空色の風船を持って帰ってきた。


ヒマワリ「お姉ちゃん！見て！」

A『あ、ヒマワリの目と同じ色だ』

ヒマワリ「じゃあお兄ちゃんとお姉ちゃんもだよ！」

A『そうだね』


周りの人曰く、私たち兄妹はそっくりらしい。

目の色とかが特に。


シカダイ「あ、俺母ちゃんに買い物頼まれてんだった」

A『そうなの？私たちもだよ。いのじんは？』

いのじん「僕はシカダイに連れてこられただけ」


まぁ、Aに会えたから充分かな、と笑ういのじんに不覚にもドキッとしてしまい、シカダイに笑われたのはまた別の話。

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