ボルトの双子の妹は恋を知る 【BORUTO】

シカダイ「４９話だ」 ページ4

Aside




影縛りの術を避けるメタルに、私は影に引っ掛からないように離れた距離から牽制をする。
さっきメタルに使った玉雷は体術を主体とする私には、こういう戦いでは嬉しい術。

近距離で私がかかっちゃいけないからね……。

私の隣では、いのじんが超獣戯画の小鳥を描いている最中。
私の役割はボルト、いのじんの仕込みの手助けをすることだから、これが今回の作戦での私の最後の仕事になる、のかな？

すると、メタルは影縛りの届かないところまで逃げて、安心したような、勝ち誇ったような顔をした。


A『いのじん、いけそう？』

いのじん「勿論。 “忍法 超獣戯画”！」


いのじんが印を結ぶと、描いた数十羽の小鳥がメタル目掛けて飛んでいった。
それを払いのけるメタルに、作戦最後の追い撃ち。


シカダイ「影縛りの術、成功だぜ」


シカダイ本体の影縛り。


メタル「んなっ……！こっちは……！」


混乱するメタルに、さっきまでメタルを追い回す影を生み出していたシカダイの方を見る。
まぁ、シカダイは影分身の術使えないもんね……。


ボルト「変化の術だってばさ！」

メタル「！……じゃあ、その影は…」

いのじん「僕の描いた蛇だよ」


いのじんのその返事に目を丸くするメタル。

すると、ボルトの足元の影は蛇に変化した。
蛇ってあんな活用法があったんだ……。


ボルト「A、お前さっきの母ちゃんとおんなじ技じゃなかったか！？」

A『柔歩双獅拳の応用が獣雷獅拳だから、出来なくちゃおかしいよ』

いのじん「じゃあ、あれが基礎ってこと？」

A『うーん、……八卦空掌や八卦掌回天を日向一族の人たちは使うけど…柔歩双獅拳はお母さんしか日向の中でも使わないみたい」


私はハナビお姉ちゃんに教えられるまで、皆使えるものと思ってたし……。
(Aの白眼開眼は４歳の頃 → 日向一族の技を継承されたのは７歳の頃)

二人と話していると、僕を騙したんですか…？と怒気を含んだ声が聞こえた。


メタル「許せません……！！」

シカダイ「っ！？…ボルト！メタルを気絶させろ！」

ボルト「え！？き、気絶！？どうやって！」

シカダイ「殴るでも何でもいい！」


急に焦り出したシカダイ。

聞く限り、影縛りが破られそうなんだろと思う。
……それって結構大変なことじゃないかな！？

いのじん「５０話だよ」→←ボルト「４８話だってばさ！」

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーキャラクター

結野イワベエ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す