血継限界 ページ37
シオンside
足音をなるべく立てないよう、サクラさんを先頭にシカダイと二人で歩いていく。
砂になるべく速く辿り着くようにしているようで見たことの無い道を通っていた。
すると、後ろから爆発音が聞こえた。
十メートル程後ろについ先程仕掛けたものだ。
サクラさんの方を見ると、走って！と背中を押される。
サクラ「このまま砂まで一気に行くわよ」
シカダイ「はい！」
シカダイに抱えられ、肩口から後ろを見ると砂の忍と目が合った。
目を見開くと次の瞬間起爆札の付いたクナイを足元に刺され、巻き込まれる。
シカダイと一緒に転がって顔を上げると、数メートル先に五人立っていた。
腕を引っ張られてシカダイの後ろに来るように配置をされると、気付いたらしい五人がこっちに歩いて来る。
「木ノ葉の下忍か」
「じゃああんな警戒しなくて良かったんじゃないか？」
「一人上忍が居ただろ。警戒しておいて損はねぇよ」
ゆっくりと近付いてくる砂の忍。
はくはくと口を動かすと、母音だけの音ではなく、な、と確かな音が出た。
シオン『ぅ、な……！』
ジリジリと近付くアイツらには聞こえていない。
もっとはっきり、大きく。
息を大きく吸い込んで。
シオン『く、るな…！』
ピクリと相手が反応する。
もう少し。
シオン『こっち、に…来るな！！』
その瞬間、相手が石のように固まる。
恐る恐る二人で立ち上がると、しゃーんなろー！と声が聞こえてきた。
すると、人が凄い勢いで吹き飛んで来て止まっていた人を吹き飛ばす。
二人で目を丸くして見ていると、大丈夫！？とサクラさんが走って来た。
サクラ「怪我は無さそうね。この倒れている人は気になるけど……」
離れましょうか、と今度はサクラさんに抱えられる。
すると、上から人が何人か降って来る。
シオン『？』
シカダイ「は！？」
サクラさんに連れられて離れると、シオン、シカダイ〜！と声が聞こえた。
見ると、
シオン『あ…』
シカダイ「お前、驚かすなよ…」
ボルト「悪い悪い！」
大丈夫か？と駆け寄ってきたボルトの後ろには火影様が立っている。
今度こそ安心して息を吐き出すと、疲れてしまったのかぼんやりと意識が霞んでくる。
小さく欠伸を零して力を抜くと、サクラさんの肩にもたれ掛かって寝てしまった。
.
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ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーキャラクター
伊豆野ワサビ
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遊星(プロフ) - 儚奈さん» はい。待ちますので楽しみにしてます。頑張って下さい。 (2018年12月26日 22時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - 遊星さん» 更新停止…は、する予定無いですよ？大丈夫です、最後まで書きますよ！ 待ってくださっている皆様の為にも頑張って早く投稿しますね(*^^*) (2018年12月26日 22時) (レス) id: 941560be5a (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2018年12月26日 22時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - 遊星さん» そう言って頂けてとても嬉しいです(*^^*) だけど受験もあるので難しく……なるべく更新は早くしようと思いますが、亀更新はやはり拭えません。どうぞ気長にお待ちください……(´-ω-`) (2018年12月16日 15時) (レス) id: 941560be5a (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - あほうどりさん» いやいやいや…本当に素材が良いだけなんです。こんなにも沢山の読者様がついてくださっているのも奇跡ですよ(^_^;) (2018年11月29日 16時) (レス) id: 941560be5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：儚奈 | 作成日時：2018年5月2日 22時
