哀しい心とその聲に 【BORUTO】

先生 ページ14

シオンside




サラダ「そろそろ先生来るわね」

なみだ「本当だね。シオンちゃん、座ってよう？」


手を引かれ、頷いてシカダイの方を指差すと、そっか！となみだがシカダイの方へ私を連れていき、シカダイくん、と私を前に差し出した。
すると、シオンちゃんと話すの楽しいね！となみだがシカダイに話しかけている。

それを見たいのじんが、ねぇシオン、と肩を叩いてきた。


いのじん「聞き流してくれて良いんだけど……」


？

パチパチと幾度か瞬きをして、首を傾げると、似てる……といのじんが何やら口にしたので何が似てるの？と差し出せば此方の話、とはぐらかされてしまった。

まぁ聞いててよ、と手招きをされ、耳元に口を寄せられる。
首をまた傾げてじっとしていると、


いのじん「シオンはシカダイのことどう思ってる？」

シオン『ぅっ……！？』


あまりに唐突な質問に顔を赤くして離れると、質問の主旨判った？とニコニコしている。
判りすぎて困るといのじんのことをぺしぺしと軽く何度も叩いていると、ごめんごめん、と笑いながら謝られてしまった。
誠意が無い！とさらに強く叩くと痛いってば、とまた笑い始め、もうダメだと諦める。

すると、ガラガラと扉が開き、男の人が入ってくる。
誰だろうと首を傾げていると、先生だよ、となみだに耳打ちされた。
あの人が……。

珍しげに見ていると、君は？と先生が訊ねてきた。


〈シカダイに連れてこられました〉

シカダイ「おい言い方」

シノ「今日の解放授業の参加者か」


楽しんで行ってくれ、と微笑まれ、笑顔で頷くとでは席に着いてくれ。と先生が声を出した。
シカダイに呼ばれて隣に座ると、シオンお姉ちゃん！とヒマワリちゃんが横に来たので膝の上に乗せると嬉しそうにしている。

すると、席が無かったらしい男の子が走ってきて、隣良い？と息を切らして訊ねられた。

……えっと…。
誰だろうとシカダイの方を見ると、良いぜ、と男の子に答えていた。


〈この人誰？〉

シカダイ「デンキだよ。ほら、雷門カンパニーって知ってるだろ？其処の」


あの大企業の息子さん！
そう思って隣の子に目を向けると、初めまして、と恥ずかしそうにはにかんだ。


デンキ「僕は雷門デンキ」

〈心音シオン。訳あって声が出ないけどよろしくね〉

デンキ「シオンさんだね！」


よろしく！と笑顔を向けられて此方も笑い返す。
すると、女の子が号令をかけたので私も釣られて同じ動きをした。







．

ケイドロ→←どうして

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーキャラクター

伊豆野ワサビ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す