第2話。 ページ3
小さい頃。
Aは体が弱く、あまり遊べなかった。
でも、俺が無理矢理頼み込んで、OKを貰った。
「わあっ、きれい……」
「だろ!これ、見つけたとき、Aに一番に見せたいって思ったんだ!」
「ありがとう!あっ、そうだえっとね、絵本で見たんだ。これと、これを合わせて…」
Aが一生懸命作ったのは、勿忘草の花冠だった。
「はいっ、カラ松くんっ!これ、カラ松くんにあげる!」
頭に乗せられた勿忘草の花冠。
「えへへ、カラ松くん、この花にはね…___」
そこからは覚えていない。
その時からか、Aに付きっきりになって、brother達と離れて、Aと登校するようになった。
部活の時も、Aは俺を待ってくれた。
家に帰った時以外はずっとAが隣にいた。
いつの間にか、恋に落ちていたんだ。
☆
おーい、と言って、目の前で手を振るAで俺は我に返った。
「大丈夫?カラ松くん」
「ああ、すまない。昔のことを思い出していた」
そっか、とAは言って、俺は、発表を聞くことにした。
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金平糖(プロフ) - 夢沢夏美さん» わざわざコメントありがとうございます!とても嬉しいです!更新は遅いですが、気長に待ってくれると嬉しいです…! (2018年9月2日 22時) (レス) id: df27c0b327 (このIDを非表示/違反報告)
夢沢夏美(プロフ) - お買い上げありがとうございます!一読者として楽しみにしてまーす!設定はもう任せますからお気になさらずー! (2018年9月2日 21時) (レス) id: 3b66c3af26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金平糖 | 作者ホームページ:(ヾノ・∀・`)ナイナイ
作成日時:2018年9月2日 21時