【学生松】隣の席のおそ松くん。【松野おそ松】

おそ松くん19 ページ20

おそ松side

次の日もAは来なかった。

風邪、そんなに酷いのか。

トト子｢おそ松くん、元気ないわね。｣

おそ松｢トト子ちゃん…。｣

そう言えば、話したいことがあるんだった。なんで昨日話さなかったんだろう。

おそ松｢あのさ、トト子ちゃん。話したいことあるんだけど。｣

トト子｢あら、奇遇ね、トト子も話したいと思ってたの。｣

ここでは話ずらかったので、屋上に行った。

☆

トト子｢おそ松くん、Aのことでしょ？｣

おそ松｢え？あ、うん。｣

トト子ちゃんにはお見通しみたいだ。

トト子｢はぁ、Aのこと好きなら、とっとと告白しなさいよ。｣

おそ松｢えっ、なんで知って……！｣

トト子｢トト子が分からないとでも？もうお昼の時に全員知ってるんじゃなかしら。｣

おそ松｢ええ！？｣

トト子｢『ええ！？』じゃないわよ！知らないよいえばAぐらいよ、二人とも鈍すぎるんだから。｣

はぁ、と疲れたようにため息をつく。

トト子｢おそ松くん、告白しなきゃAがほかの男子、弟達に取られてもいいわけ？｣

おそ松｢それはっ……！！ダメだけどっ！｣

トト子｢なら、ちゃんと思いを伝えなさいよ。ね？｣

おそ松｢分かった。｣

こんな鈍い俺だけど。

こんなグズな俺だけど。

お前は…Aは。

こんな俺をどう思っているのか、早く知りたい。

そう、強く思った。

明日が待ち遠しい。

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