堕ちた貴公子【あんスタ】 (ページ46)

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番外:御忍びヒーロー 7 ページ46

｢流星隊(うち)の1年にいろいろ教えてやってほしい！｣

仁兎殿は驚いていたでござる。

｢いいよ
でも、でもさ、僕なんかでいいの？｣

仁兎殿は酷く自己評価が低い御仁のようで、不安そうな顔で隊長殿を見上げていたでござる。それでも、隊長殿に頼ってもらえたことが嬉しそうであった。

｢になちゃんにならできるとおもってるんですよ、ちあきは｣

正直な話、隊長殿に教えていただくダンスはよく分からないでござる。深海殿はそもそもユニット練習にほとんど来ないので論外でござるが……

｢どうやら俺は教えるのに向いていなくてな、ははは…………｣

｢千秋くんに頼まれたうえに、奏汰さんに背中押されちゃったら………
もう、引き受けるよ｣

深海殿のおかげでござるが、案外簡単に引き受けてくれた仁兎殿でござる。でも、仁兎殿と隊長殿たちには何かあったのであろうか？

｢……あの、守沢先輩たちと仁兎先輩ってどんなつながりでござるか？｣

拙者がそう言うと、深海先輩と仁兎殿は顔を合わせて微笑んだでござる。

｢になちゃんは……………｣

｢僕は……………｣