【妖狐×僕SS＊黒子のバスケ】私と誠凛と妖館＠final

188. ページ12

【伊月side】


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Aが急に震えだして。

その後、上から色々な物が落ちてきた。


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俺たちがさっきまでいた世界にあったものが、落ちてきた。


バスケットボール、
リング、
パイプイス、
体育館の照明……。


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色々な物が、雪崩のように落ちてきた。



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伊月「危ない…ッ!」


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パイプイスが、Aの頭上に落ちてくる。
他にも色々、Aの周りに落ちてくる。


俺は叫びながら、Aを抱えた。


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……折れそうだった。
少しでも力を入れようものなら、折れてしまいそうだった。


細くて、ちっこくて。


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なんで俺は、今までAの痛みに気付いてやれずに………

Aを信じてやれなかったんだろう………。


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落ちてくる物に痛みを感じながら、

それでもAの痛みはこんなものじゃなかったんだろう、と。



自分の行動を、ずっと後悔していた。


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花宮「………A!!!」


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そして聞こえたのは、

ある仇敵の声………。


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