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#693 ページ18

翔side

久しぶりに聞いた大野さんがガチギレしてる声。

静かに、でも確かに、沸き上がる怒りを抑えているようなそんな声。

A「だって…っ、」

智「一瞬の戸惑いで一生後悔するんだよ?」

A「死んだらそんなもん関係ないっ!」

Aの言いたいこともよく分かる。

でもさ…結局、自分しか見えてないんだよな。

翔「残された家族は?俺らのことだって…」

Aが次に言うことなんか分かっていた。

『家族なんかいない』って…

だけど俺らのことは、何と言うのだろうか…

A「何度も言わせないでよ…私には家族なんか初めからいない。もう、何も失うものなんか残ってないんだから……」

自嘲気味に呟いて視線を下に落とし、指のささくれを剥きだした。

『初めからいない』

Aは確かにそう言った。

それはつまり、お母さんのことも家族とは思っていないということか?

智「俺らは、Aのこと昔から見てきてさ、どこか娘みたいに思ってたんだ。俺らがAに愛情を教えてやろうって…」

A「そんなの、知らないし…」

ささくれを剥き続けた指からは微かに出血していた。

それでもAは何かを言いたそうにしながら指の皮を剥いていった。

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rabbit - 2つに分かれてしまってすみません! (5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 蒼紗仁真さんは毎日のように更新してくださっていて、毎日この作品を読むことが楽しみです!これからも無理をせず、お話を書いてください。応援してます! (5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 移行おめでとうございます!随分前からこの作品を読ませていただいておりますが中々コメントができませんでした。ごめんなさい。 (5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼紗仁真 | 作成日時:2019年5月17日 22時

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