私を変えてくれたのは5人の先生。RESTART13 (ページ40)

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潤side

…昼過ぎか。

枕元に置いたスマホの時間を確認。

昨日の晩は久しぶりに酒に溺れさせてもらった。

今日が公休で助かった。

元々入っていた予定をこなす気にはなれなくて着替えて財布とスマホを持ってコンビニに向かった。

これからのこと…か。

なんとなく考えたことはある。答えは出なかったけど。

A「潤先生…？」

コンビニのカゴを持ったAが後ろから声を掛けてきてくれた。

潤「外出許可は？」

A「智先生が調子いいならいいよーって。潤先生はお散歩？」

潤「まあ、そんなとこ。」

それよりも気になるのはそのカゴの中の量。

菓子パンと炭酸飲料が大量に入っている。

潤「またそんなに買って…」

A「んー…じゃあちょっと減らす。」

ぎゅっと握られた手に引かれて2人でカゴの中身を戻す。

A「潤先生、暇ならちょっと話そ？」

潤「ん、いいよ。」

会計をしてコンビニの袋をぶら下げながらお馴染みの公園のベンチに並んで腰掛けた。

A「もう夏みたいだよね〜」

潤「まだこんな時期なのにな。」

A「…先生、泣いたの？」

はっとしてAの顔を覗き込むと自分が落ち込んだみたいに眉毛を下げてる。

もう…本当にAは勘が鋭いんだから。