ヒビヤとヒヨリ ページ29
なんてことがあって、1年記念日にもらった
大切なパーカー…。
ヒビヤ「ヒヨリに何ていえばいいのかな…」
正直にカレーぶっかけられたっていう？
いやいや、ヒヨリが信じるはずがない。
それなら嘘でもついて毎日着てたら
汚れちゃったっていう？
ヒヨリに嘘つきたくない…。
ヒビヤ「ああああどうしよおおお！」
僕は頭を抱えて考え込む。
明日はヒヨリとデートなのに…。
どうしよう…
もういいや…。
素直に言おう…。
憂鬱な気持ちでヒヨリの家に電話をかける。
意外と早く、3コールでヒヨリは出た。
ヒヨリ『もしもし？なに？急に』
ヒビヤ『急に…ごめ、ごめん、ね…』
無意識に声が震える。
ヒヨリ『？なんかおかしいけど、なんか
あったの？』
ヒビヤ『あの…ね…ひ、ヒヨリが
くれたパーカー汚れちゃった…』
涙が止まらない。
シャツの裾を握る。
涙が床に落ちる。
フラれるかもしれないなぁ…。
大好きなまま別れるなんて嫌だな…。
だが、返ってきた言葉は意外なモノだった。
ヒヨリ『は？だからなに？』
ヒビヤ『…っえ…、怒んないの…？』
ヒヨリ『汚れたんならしょうがないでしょ。
てゆーか服なんかいつかは汚れるわよ。』
ヒビヤ『よかった…』
ヒヨリ『そんなことで電話して来たの？』
ヒビヤ『え、うん、まあ…』
さっきまでの涙はどこへやら、僕の涙は
スッキリと止まっていた。
ヒヨリ『なんでよ？』
ヒビヤ『え、き、嫌われると思って…』
ヒヨリ『はあ…』
なんだろ…。僕なんかため息つかれるような
ことしたっけ…。
ヒヨリ『嫌いになんないわよ』
ヒビヤ『えっ！？ずっと！？』
ヒヨリ『うん、ずっと』
ヒビヤ『永遠に！？』
ヒヨリ『永遠に。』
ヒビヤ『じゃ、っ、じゃぁさ、
ぼ、僕と結婚する気、ああある！？』
結婚の文字を言ったとき、僕の言葉は
異様なまでに裏返った。
ヒヨリ『あ、あるわよ、悪い！？』
あ、ヒヨリいま照れてるな…
顔見えなくても分かる…
ヒヨリ『じゃっ、じゃあもう切るわよ！』
ヒビヤ『うん、じゃあね』
ヒヨリ『まった』
ヒビヤ『はぇ？』
ヒヨリ『あんたも私に嫌いになんないって
言いなさい』
ヒビヤ『え”』
ヒヨリ『なによそのどす声！！言うの嫌なわけ！？』
ヒビヤ『い、いや違うけど』
ヒヨリかわいいな…。
ヒヨリ『ならはやく！！』
ヒビヤ『僕もヒヨリのことずっと大好き。
嫌いになんないよ』
ヒヨリ『……///あ、ありがと、じゃあね！』
ヒビヤ『うん、じゃa…ブチっ、ツー…ツー…ツー…』
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どれみ - すっごいおもしろかったです (2016年8月17日 8時) (
レス) id: 9d5f180ebf (このIDを非表示/違反報告)
mirry - お疲れ様です。ジャニーズネタ、頑張ってください！あと、申し訳ないですがデートのお話みたいです。時間があったらお願いします！まじすいません！ (2016年2月11日 7時) (レス) id: 77264d333c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずたま | 作成日時：2015年3月2日 19時
