一方通行<完結>

天罰 ページ26

カノ「痛いぃいいいいい！！」
キド「もう言わないか？」
カノ「っへ…？」
キド「もう言わないかって聞いてんだよ」
カノ「言わない言いません」

キド「わかった」

そう言って僕の首を絞めていた手を離すキド。
カノ「はぁ、苦しかった」
僕は首をおさえる。
キド「自業自得だ、ホラ、飯食いに行くぞ」



リビングにお腹をすかせながら猛ダッシュで行く。

カノ「カレーか、おいしそ」
モモ「あの、さっきすごい音したんですけど
一体なにが…？」
カノ「え？なんでもないよ！ははは！
あー、おいしそー、もぐもぐ」
ブフォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
僕はカレーを吹き出した。

辛っ！なにこれ！？！？

舌が焼けそうなんだけど！
急いで水を飲み干す。

ヒビヤ「………おじさん」
カノ「辛っ！！ヒビヤくん！？なに！？
ヒビヤくんは辛くないの！？」
ヒビヤ「カレーかかったんだけど」
カノ「え！？知らないよ！！」
ヒビヤ「おじさんの口から吹き出した
カレーかかったんだけど、」
カノ「え！！？…え！？ほんとに！？
ご、ごめんね！」
立った拍子に足の小指をテーブルの角にぶつける。

カノ「いだあっ！」
僕は小指をおさえて悶える。

ヒビヤ「はぁ、もういい、僕シャワー浴びてくるから」
カノ「なんか今日は嫌なことたくさん
あるなぁ…」
イスに座って落胆していると
後ろからキドが
キド「幼女キド万歳なんて言っていたから
天罰が下ったんだろうな」
カノ「酷すぎる…」

パーカー→←聞かれた

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