14、部屋 ページ16
話が終わり、優太さんは広間から出ていき、私達も各自部屋に戻ることとなった。
だが、私は考えていた。
「...私の部屋ってどこだろう...?」
この本丸は基本、刀派で別れている。
私は刀派などないので、どうしよう...と悩んでいると三日月さんが口を開いた。
三日月「そう言えばAの部屋を決めていなかったな。」
「そうなんですよね...私、どの部屋に入ったらいいんですかね...?」
私がそう言うと三日月さんは顎に手を当て悩む仕草をして、何かを閃いたのか口を開いた。
三日月「...では、三条部屋に来ないか?」
清光「三条の人、沢山いるから狭いんじゃない?」
俺達の部屋なら空いてるよ。と清光さんが言ってきた。
それもそうか。私が入っちゃったらもっと狭くなっちゃうよね。
そう思い、口を開こうとするとまた後ろから声が聞こえた。
青江「僕の部屋はどうだい?今は、ちょうど一人なんだ。」
青江さんがそう言うと三日月さんと清光さんが口を揃えて「却下。」と言った。
三日月「青江は、何をしでかすか分からないからな。」
清光「そうそう!何時も下ネタばっかり言ってるし!」
青江さんはそう言われると少し悲しそうな顔をした。
青江「酷いなぁ。僕、そんな風に思われていたんだね...。否定はしないけどね。」
青江さんがそう言うと、三日月さんと清光さんがまた何か言い始めた。
...優太さんに対する時と、全然態度が違うように見える...。
そう思いながら見ていると とんとん、と肩を叩かれた。
振り向いてみると、そこには獅子王さんがいた。
獅子王「俺の部屋に来ないか?俺以外誰もいないから結構広いんだぜ!」
そうなんだ...。獅子王さんなら青江さんと違って何もしてこないだろうし、何より毎日が楽しくなりそうだな。
そう思い、私は「よろしくお願いします。」と返事をした。
私の返事を聞いた獅子王さんは「おう!」と明るく返事をしてくれた。
私が獅子王さんの部屋に入ることに決まったことを知らず、まだあの三人は口争いをしていた。
...この元気な所を、優太さんに見せたらいいのに...。
そんな事を思いながら私は獅子王さんと口争いをしている人達の所へ行き、獅子王さんの部屋に入らさせてもらうことになったと伝えに行った。
225人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みほ(プロフ) - 有愛さん» そうです!顕現という言葉が出てこなくて現像と表示していました...。MVPも同じ理由です...。修正しますね。指摘ありがとうございました!更新頑張りますね! (2018年9月21日 20時) (レス) id: b0af25d81b (このIDを非表示/違反報告)
有愛 - 現象は、顕現…の事でしょうか?MVPとは、誉の事…ですよね?続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2018年9月21日 18時) (レス) id: ad2c57ea43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みほ | 作成日時:2018年9月15日 10時