FIGHT 6 ページ6
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貴「お待たせしました。
熱いのでお気をつけてお持ちください」
彼女から渡される小さな袋。
その中に入っている肉まんの数が合っていない。
JM「あの、俺1個しか頼んでないんですけど、」
貴「あ、えと、その、。
外すごく寒いから、サービスです」
えへへ、と照れたように笑う彼女。
あ、心臓止まった俺。
JM「ありがとうございます、」
貴「いえいえ。またお越し下さい」
はい、また来ます。
絶対来ますここ。
毎日でも来ますよ。
目を合わせたまま会釈して、
そのままコンビニを出る。
コンビニが見えなくなったところで、
俺は思い切りランランスキップだ。
JM「おわぁあっ、やばっ、えぇー」
袋をゆっくり開ける。
その中にはちゃんと肉まんが2つ入ってて、
あ、これ現実だ。と余韻に浸った。
JM「………可愛いっ!!」
V「で、俺の補習にニヤニヤしながら来たと」
JM「んへへ〜、だってぇ」
もう緩んだ口元が引き締まらない。
教室のドアをスパン!と開けて、
さっき起きたことを2人に話した。
JK「まぁ俺のおかげじゃないですか?」
JM「ねぇ〜」
JK「うわ原型とどめてないなこの顔」
キムソクジン?誰だそれ?
ってなるくらい今は彼女のことで頭がいっぱい。
V「そんなことより俺の肉まんちょーだい!」
先「課題は終わったんか?」
V「…ぐすん」
俺の手元にある肉まん。
JM「食べられないよ勿体ない!」
JK「うわっびっくりした」
いきなり大きな声を出してしまったけど、
それくらい今は心臓がキュウッてしてて、。
JM「いっけねぇ、俺の威厳が一気に崩れる」
JK「もう手遅れですよ、」
パチンっと頬を叩いても、
あの子の微笑みとか声とか出来事とか、
全部鮮明に思い出してまた頰が緩む。
JM「『熱いのでお気をつけてお持ちください』
だってぇぇ〜、優しくなぁい?」
V「店員なら普通でしょそれ」
JM「声が優しいんだよ声が〜」
ほんと可愛いあの子。
好きっ!
一目惚れよこれ!
V「顔可愛いけど性格悪かったりして」
JM「殺すよ?」
V「うわこわびっくりした」
早く課題終わらせなさいよテヒョンは。
JM「でもテヒョンのお陰かなぁ。
補習にならなかったらあの子に会えなかったし」
V「もっと褒めて良いよ」
先「キムテヒョン」
V「はいすみません」
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刹那(プロフ) - hさん» きゃああぁ!ありがとうございますぅぅ!好きぃぃ! (2020年3月19日 22時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - あぁぁあ面白い好きぃぃいい! (2020年3月15日 8時) (レス) id: 9473de3ca6 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - まさきさん» こちらこそ遅くなってすみません! (2020年3月6日 7時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - 更新ありがとうございます! (2020年3月5日 23時) (レス) id: 870f22a38b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - レイコさん» 返信遅くなって申し訳ありません!ありがとうございます! (2020年2月21日 14時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2020年1月18日 11時