マギアデイズ 〜ウルフ族と愉快な仲間達〜

過去編1 ページ12

Aside
はぁ。声にならない溜め息が口からでる。私は、実験の為に何回も手術をした。たった11歳の身で。だが、そんな辛い環境でも唯一心を許せる人がいた。
コア「大丈夫？痛そうだけど。」
コアだった。1つ年上だが、タメ口で話すほどの仲だ。
A「うん。いいよね〜コアは。もう痛いのしなくて済むんでしょ。」
コア「へへっ でも私だって辛いの経験したんだからね！」
A「コアって何になったんだっけ。」
コア「ヴァンパイヤ。」
A「へぇ〜〜」
コア「あんたは、何になりたい？」
A「えーウルフとか？」
コア「最強じゃん。」
A「確かにwww.」
そんなくだらない話をしていた。
だがある日コアが連れていかれた後、二度と戻ってくることはなかった。
「コアの為にも頑張ろう。」
私はその一心でどんなに辛いことも我慢した。ただ、たまにコアがいない苦痛が涙を押し寄せることがあったが。
そして遂に宣言された。
「手術が成功した。お前は人間からウルフなったんだ。」

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