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「____連行かぁ、面倒なタイプだねぇ」




「あぁ。」




___本当に、僕は何故此処にいるんだろう。




遠い目をしながら、そんな事を考えていると、国木田さんが口を開く。




「犯人は余程、探偵者に怒り心身らしい」




「__役に立ちそうも無いので帰って良いですか」



「うちは色んな所から恨みを飼うからねぇ」




無視されたので取り合いずしょぼくれてると、太宰さんに頭もポンポンっと触れられたので、少しだけ許してしまった。




___太宰さんの説明によると、犯人の持ってる爆弾は、公正の爆薬で、あれが爆発した、今僕達がいるフロアは簡単に吹き飛ぶらしい。




「爆弾に何かを覆い被せれば、ある程度は抑えられるかもしれないが、この状況じゃあねぇ___しかも女性が人質だとねぇ」




「あの女の子は?」




縄で縛られている子は、ナオミちゃんと言って、バイトに事務員らしい。




「バイトさん!?それじゃあ完全にとばっちりじゃないですか!」




すると、太宰さんと国木田さんは、僕の後ろで何かもめ始めた。



「___となると、方法は一つ」




太宰さんを合図に、国木田さんたちがキリッとした顔をするので、僕は、異能力を使うのか?と思ったが。




どう見てもなにか可笑しい。何故国木田さんは手をグーにした??




すると、じゃんけんをし出す2人、しかも真剣な顔でするので、僕は”え?”と間抜けな声を出してしまった。



唖然としながら2人を見ていると、どうやら太宰さんが勝ったらしい。”にゃはははは”と変なん笑い声を出す太宰さんと、”くっそっ”と悔しがっている国木田さん。





国木田さんは、ため息を付くと、立ち上がって、爆弾魔の側に行き、”おい”と呟く。




「落ち着け少年」





「来るなっ!社長意外に用はない!妙な素振りを見せたら、吹き飛ばすよ!!」





「探偵者に恨みあるなら全員殺せばいいんじゃ?」




ボソッと呟くと、隣に居る太宰さんに”Aちゃん、意外とエグいね”と言われた。



_____いつの間にか、国木田さんは、机の上に四つん這いになっているので、僕は驚いた。





「まずいね、探偵者に恨みを持つだけあって、奴は社員の顔と名前を把握している、これでは社員の私が出ても、彼を刺激するだけだ。





____さて、どうしたものかなぁ?」





「げっ」




今なんか、猛烈に嫌予感が___。

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マイ(プロフ) - とても面白かったです!更新停止されていますが、この先はどうなるのでしょう?とても魅力的な作品なので気になりますが..! (2019年5月21日 19時) (レス) id: b79225d088 (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - とても面白かったです!!更新楽しみに待っています!!!早くやつがれくんに会いたい!!! (2018年10月22日 16時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
やちりん - ずっと前から気になっていたのですが、「一応」が「一様」になっています。 (2018年3月27日 23時) (レス) id: f7c5d2c875 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年11月14日 14時) (レス) id: 8c0a96a096 (このIDを非表示/違反報告)
アツナ(プロフ) - EarlGreyさん» ありがとうございます!続き書かなくて本当に申し訳御座いません! (2017年7月3日 15時) (レス) id: 42ca496839 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アツナ | 作成日時:2016年12月30日 0時

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