Twentythree 喧嘩の末に ページ24
「……そういうわけで、君は自分の持ち場に帰ろうか♠」
『え、持ち場って、うわぁっ』
「A、」
「それじゃあね、キルア♠
……次会う時は、仲良くお喋りしようか♥」
私をぐわぁっと俵担ぎしたヒソカが、キルアにそう一言。
最後に見たキルアの顔は顔面蒼白だった。
「さァ……Aチャン？♥
言い訳を聞かせてもらおうか♧」
相変わらずの貼り付けた笑顔のまま、カーペットの上に降ろされて上から見下ろされる。
だから、私も負けじとヒソカの顔を見て立ち上がった。
『……言い訳もクソも無いわよ
勘違いしてるのはあんたの方だバカヤロウ！』
「……どういう事？◆」
『私は、可愛い弟をただ慰めに行っただけだよ
それで弟とじゃれ合ってただけだし、
というかいつもあんな感じだし、
手を繋いだのはヒソカがビックリさせたからでしょ！』
「いつもあんな感じだって？◆
それなら尚のこと許さないよ♧
それに、Aは弟だと思っていても、あっちは君を恋愛対象として見てるかもしれないじゃ無いか♠」
『ヒソカの思い込みでしょ！』
「そんなのわからないだろう◆」
『大体、キルアが私の事好きでも関係無いでしょ！
私が好きなのはヒソカなんだから！！』
―…瞬間、ヒソカの真っ赤な服が目に飛び込む。
一瞬で、ヒソカの香水の香りに包まれた。
………あれ、私今何言った。
『ヒソカさん、』
「黙って♥」
『……う、』
言われた通りに口を閉じれば、私を抱きかかえて座り込むヒソカ。
……え、何これ凄い密着感。
でも…安心できる。
この大きな背中に守られてる。
「ごめんね♥
少し大人気なかったね◆」
『私こそ口悪くてごめん』
「それはもう直らないだろうから気にして無いよ♥」
『それはそれでどうなんだよ』
私の言葉に、軽く笑う。
……あ、私ヒソカのこの笑い方すごく好きだ。
そして、また大きな体をくっつけてくる。
「ねぇ、A◆」
『ん？』
「なんかこの体制対面座位でセッ
『くたばれ変態ピエロ！！！！
てか隠れてねえわ！』
ムードぶち壊しだわ。
……いや、当たってる当たってる。
Twentyfour 夏なので→←Twentytwo 突然やってくる
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おそらまめ@個人経営(プロフ) - れおなさん» うわあああ素敵なコメントを頂いて僕も嬉しい限りです…！また機会があればヒソカの新作作りたいと思ってるのでその時も是非お願いしますね！ (2017年12月14日 6時) (
レス) id: 0b0bec3b96 (このIDを非表示/違反報告)
れおな - 素晴らしいヒソカをありがとうございますほんとにもうわたしの好み理想どストライクなヒソカでしたおかげで明日も生きていけます本当にこんな素敵な作品を生み出してくださってありがとうございますうぅう(落ち着け) (2017年12月12日 19時) (レス) id: 3fff1d4b8d (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - みさん» もう最後はめちゃくちゃ詰め込みましたけれども…！ 最後までお読みいただきありがとうございました！！ (2016年11月6日 23時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
み - なんだかんだ幸せな感じで終わってて面白かった！ (2016年10月17日 10時) (レス) id: 05c76846ea (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ＠大学生(プロフ) - hshshshsさん» わぁ…！ 何て嬉しい褒め言葉でしょうか…。ありがとうございます、更新頑張ります！ (2016年8月24日 7時) (レス) id: b11d7f77c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2016年2月1日 0時
