第16話なっていいんだよお兄ちゃん ページ18
何とかカムカムさんの竹槍から中庭に逃げて来た入間たち。あー怖かった…先生囮にしちゃって大丈夫だったかな?と入間くんが心配していると
クララ「売店に落ちてたアイス食べよ!」とクララが鬼丸さんとアスモデウスに1つずつアイスを差し出した。
いやこれって万引きじゃ・・・と心配する2人を遮って
クララ「乾杯!3人一緒のクラスになれますように!」と音頭を取るクララ。私が入間様と別クラスなどあり得ん!私も!と盛り上がりながら、アスモデウスとクララは「早く鬼丸様と授業を受けたいです!」「きっと楽しいよ!」と鬼丸さんに笑いかける。その温かい気持ちを確かに感じた鬼丸さんは涙が出てきた。
クララ「鬼丸ちどうしたの?!」
アスモ「鬼丸様?!」
鬼丸「すまん…嬉しくて…」
悪魔学校での生活はわからないことばかりで驚きと不安ばかりの日々だけど、この2人と、3人一緒ならこの先楽しく過ごせるかもしれない。そう思うと涙が止まらない。
入間〈お兄ちゃんいいんだよ友達になっても!〉
鬼丸「……なぁ、2人とも…俺と友達になってくれるか?」
恐る恐る顔を上げるとキョトンとした顔の2人。不安になっていると
アスモ「あの、オトモダチとは・・・?」
と聞かれた。どうやら悪魔に「友達」という概念はなさそうで。オトモダチって何!?と食いつく2人に、
鬼丸「一緒に遊んだりご飯食べたりする大切な相手…?2人は友達1号2号…になるな。」
じゃああたし1号!いや私が!と言い合いになるアスモデウスとクララでも何とか「友達」というものを理解してくれたみたい。2人共1号で、後で売店にお金払いに行こうねと宥める鬼丸さんでした。悪魔学校での生活は不安だけど、この友達2人と何事もなく平穏に過ごせたらいいなと思いながら入間くんと手を繋ぎながら。
その頃、職員室ではサリバンが会議の結論を出していた。内容は「クラス分け」。一同異論なしということでサリバンの承認ハンコを押していたのは…
サリバン「鬼丸くん以下3名は『問題児クラス』に決定!」
第17話問題児クラスだよ鬼丸さん!→←第15話それは犯罪だよ鬼丸さん!
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作者名:黒白 | 作成日時:2023年3月21日 16時