第11話クララの辛さだよ鬼丸さん ページ13
「特待生たちも物好きだな、何であのアホとつるんでるんだか」そう言うとリーダー格の男は「便利だからに決まってんだろ。あの能力がなきゃあんな面倒な女誰も相手にしねーよ。貢物もむしろ『迷惑料』として適当にあしらってたまに使うのがいいんだよ。特待生たちもそのうち飽きるさ」誰もいないことをいいことにクララを「物」扱いする不良たち。
クララ「・・・知ってるもん」
クララは踵を返してその場を後にした。
放課後、1人大木の下のベンチに座って以前クララから貰ったジュースに手を付けず困ったように見つめる鬼丸さん。の背後から「どーん!!」とクララが大量のオモチャや食べ物と共に体当たり声をかけようとした鬼丸さんを遮って
クララ「私の好きなお菓子!ジュースと本とぬいぐるみ、全部あげる!入間ちが欲しいものぜーんぶ出すよ!だから、だからね、また私と一緒に」
遊・・・と言いかけた所へ
鬼丸「いらない。」
今度は鬼丸さんがクララを遮った。あ、これ嫌い?じゃあ、と言うクララに
鬼丸「ごめんな。」と本当に断る鬼丸さん。それを聞いて急に泣き出したクララどうやら「変わり者と言われる所以の苦しみ」があるみたい。ずっと鬼丸さんと遊びたいから大量の物を出したのに「いらない」と言われてしまった。それがショックで
クララ「いつもそう!呆れられて遊んでもらえなくなる!」と泣き出してしまったクララ
そうじゃなくて、聞いて、と入間が何か言おうとするのも遮って
クララ「いらないって言った!じゃあダメじゃん!私バカだから遊んでもらうには何かあげなきゃダメなの!迷惑料なの!!」
と今までの辛さを吐き出したクララ。すると…
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作者名:黒白 | 作成日時:2023年3月21日 16時