第10話遊ぼう鬼丸さん! ページ12
配布教材を取りに行っただけのはずが、「かなりの変人」クララに出会ってしまった鬼丸さんとアスモデウス。底なしに元気なクララに付き合って倒れ込んでいると・・・
クララはポケットを叩いてジュースとお菓子を取り出し渡してくれた。
鬼丸「これは?」
が尋ねると
クララ「私の家系の特技!見たことあるものなら何でも出せるよ!」クララが説明すると
「あれー?クラりんだ!まーた飼い主増えたのか?」とチャラそうな男子悪魔のグループが背後から声をかけてきた。そしてクララにジュースを催促しクララはごく普通に手渡す。入間くんと鬼丸さんが戸惑っていると、
クララ「ああやって何かあげると喜んでくれて一緒に遊んでくれるの!」
でもそれって利用されてるってことじゃないか、鬼丸さんが言いかけたが
クララ「こんなにちゃんと遊んでくれたのは入間ちたちが初めて!だから、また一緒に遊んでくれる・・・?」
珍しくしおらしい感じで頼むクララ。鬼丸さんも当然のように「分かった。」と快諾。
アスモ「やめましょう・・・」とボロボロのアスモデウスが窘めてさすがに今日はもうおしまいにするけど、また次遊ぶ約束を取り付けた2人。
それから毎日、クララは鬼丸さんとアスモデウスを見つけては遊びを持ち掛け、2人も疲れるまで遊ぶという日々を送った。全力でちゃんと向き合ってくれる2人にクララも今まで以上に楽しそうに笑うようになり、2人と遊ぶ時を楽しみに待つようになった。ルンルンしながら2人を探していると、いつもクララに物を集っている不良グループがヒソヒソ話しているのが聞こえた。
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作者名:黒白 | 作成日時:2023年3月21日 16時