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「お前ら二人は今後アーヤの部屋に近づくな」
「え!?」
「了解」
二人はそういうとお互いを見た。
「は?お前なんでびっくりしてんだよ」
「いや、こっちが聞きてーよ。なんでそんなすぐ飲み込められるんだよ」
「アーヤがΩだっていう理由と根拠が解明されたじゃん。しかも黒木から。それに、アーヤの部屋に近づかないなんて誰でもできることでしょ?」
「うっ...だけど、リーダーとしては仲間を放っておけん!!」
二人の間でバチバチと火花が散る。
「若武、お前もしかして襲われたいのか?」
またもや七鬼が首を傾げながら聞いた。
その言葉に皆が静かになり、若武を見た。
若武の顔がみるみる赤くなっていく。
「え、お前Mだったの...」
「うわあぁ...」
上杉と小塚が若武を引き目で見る。
咄嗟に若武は否定した。
「ち、違う!!襲われたいとかそんな、受けは嫌だ!やるなら攻めが良い!!」
『は??』
全員の声が低くなった。
若武はしまった、と口元を手で隠した。
「へ〜」
美門の声音が変わった。
「いくらアーヤが好きでも、それは譲れないな〜」
顔は笑っているが、オーラがどす黒い。
「俺も」
上杉が眉間にしわを寄せている。
「俺らはまだ中学生だ。そういうのは大人になってからやれ」
青白い炎は怒りと言っていいだろう。
それがメラメラと舞い上がっていた。
「小塚、七鬼」
黒木が若武を見据えたまま言った。
「お前らはこのバカを見張ってて」
「「了解」」
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遥 - 続きまってます。頑張って下さい。 (2022年10月16日 19時) (レス) @page10 id: da6b1019f4 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 続き楽しみにしてます。頑張って下さい。応援してます。 (2020年8月10日 6時) (レス) id: faad7bf9c4 (このIDを非表示/違反報告)
デク - 56、とばしてます?でもとても続きが気になります!頑張ってください! (2019年1月21日 18時) (レス) id: 1dc7dfb033 (このIDを非表示/違反報告)
しおん - 早く更新して〜 楽しみ過ぎる (2018年11月21日 1時) (レス) id: 7eb71ca471 (このIDを非表示/違反報告)
- 早く更新してほしいですっ!!!!楽しみにしてます♪ (2018年10月19日 13時) (レス) id: d730245c07 (このIDを非表示/違反報告)
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