わたしのせいです ページ17
「待って待って光くん！！わたしも幽霊だから！消えちゃうから！！！」
あっでも光くんになら祓われたい。←
「…殺す」←
「光くん！？」
絶対に光くんが言っちゃいけない単語がでてきたんだけど！
「いや、あの、光くん落ち着いて、霊杖しまって、あの、怖い、正直怖いから雷！
……ッだっ…！！」
思わず抑えようとしても、雷が邪魔で光くんまでたどり着かない。
というか雷が指にあたりました。
…何これ！？昇天したかと思った！
花子くん封印される前のよく普通に触れたね！
さすが七不思議の首魁様！
「もーそんな危ないの出したらダメじゃんかー
はいボッシュー！」
後ろからつかさくんが出てきて、なんともなく
光くんの雷霆杖を奪い去った。
…まっっっっってこの人も普通に触ってんだけど。
「あっ返せコラッ！」
「ダーメ。ここは七不思議の境界なんだしぃー勝手にされちゃ困る。それに…
…A、消えちゃうとこだったヨ？」
「…ッ！？」
ねえつかさくん光くんになんて言ってるの！？
ちょっと待って光くん固まっちゃったんだけど！
あっこっちくる。
「え？え？？」
「A」
「はいっっ！！！」
そっ…とわたしの手がある空間に、光くんが手を伸ばす。
もちろん、光くんの手は、わたしの手を通り過ぎて行った。
光くんの顔を覗き込むと、その顔は苦痛に歪んでいた。
「あ…えと、ごめんね？」
「…オレが、未熟だから…」
「！？いやっ全然そんなことないよ！むしろ、これはっ、わたしの不注意のせいで…っ」
あ、なんか悲しくなってきた。
「わたしが……ただの幽霊だから…
光くんが、そんな自分のこと責める必要ないんだよ？」
わたしのせいで、光くんが辛そうな顔するのは、イヤだな、なんて、
うぬぼれかな。
「…“責めるな”なんか、無理に決まってるだろ」
小さく、悲痛な声が、光くんの口から零れ落ちる。
「オレの目の前で、2つも魂が消えたんだぞ。そんな…オレなら助けられたかもしれねぇ、とか考えないワケがねぇ。
オレにとって…大事な、大切にするべきものなんだ。Aは」
「…そ……」
光くんの真っ直ぐな瞳に見据えられ、声すら出なくなる。
目から熱い液体が零れても、拭うことさえできない。
…ダメなの。
分かってるのに。死者と生者は交えないって。
これじゃあ…
離れたくなくなっちゃうよ。
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我妻 凛生 - やっぱり、この作品神 花琉Ｖ||さんも神 光くんも神 (2020年12月17日 11時) (
レス) id: 2cf38c9a15 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - お茶と夏さん» そ、そんな嬉しいです…！ありがとうございます！更新停止状態でほんとすみません…ありがとうございます…！ (2020年8月6日 16時) (レス) id: 6e5e2b8cef (このIDを非表示/違反報告)
お茶と夏 - ぎゃああああああ！！！其の一から一気読みさせていただきましたッめっちゃすごいです！！（語彙力）あれ、目から涙が… これからも無理せず頑張ってください！ひそかに応援させていただきます(^▽^)/ (2020年7月14日 18時) (レス) id: eaec31ac14 (このIDを非表示/違反報告)
花琉�� - さくらみるくさん» 待って、優しすぎて泣いた()お久しぶりです…！ずっと更新停止状態でごめんね、頑張るね…！ (2020年6月27日 13時) (レス) id: feeba1fe32 (このIDを非表示/違反報告)
さくらみるく - え、え、え、待っていつの間にか更新されてる？！お久しぶり、さくらです〜ヾ(＾v＾)k ついにエソラゴト編かぁ〜……更新、無理せず頑張ってね。私はいつでも花琉ちゃんの味方だよ〜。 (2020年6月20日 13時) (レス) id: cab58be921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花琉 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a1129/
作成日時：2019年11月17日 22時
