２６７度 ページ16
「久しぶりだね、姉さん。」
エルザは目を見開き、ディーラーを見ていた。どうやら知り合いらしい。ルーシィは「え？ え？」と二人を見比べる。
対するAは非感動的再開に目を細くしてディーラーを見つめていた。
「無事…だったのか？」
エルザはようやく震える声でそう呟く。そんな自信のないエルザの声は初めて聞いた。Aは少しだけ眉をひそめた。
「無事？」
「あ……いや…、」
その時、辺りがぼんやりとに暗くなる。Aは立ち上がりエルザとルー シィの元へ近づいた。背中に確かに二人の存在を感じた。Aは魔力を拳に込める。
「な…なにコレ！？」
「何が起きた！」
「エルザ！ルーシィ！気を付けて！」
しかしすぐに光が戻る。突然の眩しさにAは目を細めた。そして辺りを見回すと先ほどの賑やかなカジノとは裏腹に人がいなくなっていた。「これは、」とAは声を漏らす。
「こっちだよ、姉さん。」
そこにはショウが、大量のカードを持って立っていた。そして良く見れば地面にもカードが落ちている。
「人がカードの中に！？」
ルーシィは落ちているカードを見ながら驚く。
「僕も魔法が使えるようになったんだよ。」
「魔法っ…！？」
「ククク…。」
エルザの戸惑う声に、ショウは可笑しそうに笑みを堪えていた。
「みゃあ。」
「きゃあ！」
突然、ルーシィの身体が何かで拘束される。エルザとAはルーシィの名前を呼ぶ。
「みゃあ、元気最強？」
ルーシィを拘束したロープを持った猫耳の少女は、ニッコリとエルザに笑い掛ける。エルザはまたしても驚きの声を上げた。
「ミリアーナ！？」
ミリアーナはエルザに手を振るが、エルザはそれに顔をゆがめるだけだった。
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海姫(プロフ) - オーマイダティーさん» うおおお...、とんでもなく嬉しいです！！ (2015年4月10日 22時) (
レス) id: b9de7aef37 (このIDを非表示/違反報告)
オーマイダティー - とんでもなく、面白かったです!! (2015年4月10日 22時) (レス) id: 69b5cf62fa (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - M-Aさん» ありがとうございます！続編に行くのでそこでもよろしくお願いしますね！！ (2014年11月3日 20時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
M-A - わかりました！^_^ (2014年11月3日 17時) (レス) id: 520045c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - M-Aさん» そんな！褒め過ぎですよ！！(照れまくり)もうすぐオリジナル始まるので、そっちも見てくださいね！ (2014年11月2日 22時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海姫 | 作成日時：2014年9月30日 22時
