主は危険だ…、 ページ37
エルザはソルージュに向き合う。ソルージュは黙ってエルザに杖を向ける。
「…主の抹殺、それが…任務……。」
「できるものならやってみろ！ 」
エルザはそう言って天輪の鎧へと換装する。ソルージュは杖を振るった。
「絶対零度…、」
その瞬間、エルザに向けてソルージュの杖から魔法が放たれた。エルザは瞬時にそれを避ける。が、腕を魔法が掠める。その瞬間、腕に焼け付くような痛みを感じた。
「うっ…ぐぁぁあ！！！ 」
腕を見てみると真っ赤に爛れ、火傷のような跡が残っていた。エルザは振り返り魔法が当たった壁を見ると凍り付いた。
エルザは目を丸くする。
「…我の魔法は…気温操作。…絶対零度に触れれば、主は一瞬で凍りつく……。」
「なるほど…恐ろしい魔法だな。だが、」
エルザは金剛の鎧に換装する。そして剣をソルージュに向けた。真っ直ぐに向けた鋭い視線にソルージュは小さく眉を動かした。
「それでも私は負けない。愛する家族のため、Aのために必ず勝つ！！」
エルザの瞳に強い光が灯る。それを見たソルージュは微かだが、その光の中にAに似た色を感じた。手に込める魔力を強める。
「主は危険だ…、」
ソルージュは小さく呟いた。
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ヒカリ - 頑張ってね！応援してるからねー！ (2015年5月20日 15時) (
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海姫(プロフ) - ヒカリさん» 分かってるよ、(苦笑) (2015年5月16日 11時) (レス) id: b9de7aef37 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - でもこの作品が終わったら次の作品の約束忘れないでねー！ (2015年5月15日 16時) (レス) id: afd4375f65 (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - ヒカリさん» ありがとう！ そう言っていただけると助かります！ (2015年5月11日 0時) (レス) id: b9de7aef37 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ - 私はずーと気長に待ってるね！ (2015年5月9日 16時) (レス) id: afd4375f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海姫 | 作成日時：2014年6月20日 23時
