伊留満 ページ11
暫く走ると何かがぶつかるような激しい音が裏路地に響いた。戦闘音だ。
そこには黒いコートを纏った見しれた人物が立っていた。
「芥川さん、」
「Aっ、何故ここに!?」
「その人は…。」
芥川の前には見知らぬ男が立っていた。髪色やそれこそ顔の造形から外国人であるだろう。
何処と無く人と並外れた雰囲気にAは口を閉ざす。
「奴はホーソーン。Aが現れる前マフィア、探偵社、そして組合という欧米の異能集団と三社対立した時の組合の狗だ。
異能殺しの暗殺者の噺は聞いているだろう。その正体だ。」
芥川はAを隠すように立つ。対立しているホーソーンの瞳は見開かれているもののその眼球は何かを映しているようには見えなかった。ホーソーンとAの視線がかち合う。
その瞬間、Aは何ともいえない感情が込み上げてきた気がした。
「愛しの君の復活の為、と云ったな。全てはあの女のためという訳か?港の死闘で僕が倒したあの女の。」
どうやらかなり深いところで顔見知りらしい。話の流れだと三社対立をした時、組合のこのホーソーンと女性を芥川が倒し、相方だった女性がかなりの致命傷を負ったのだろう。
「貴方は…。」
ホーソーンが呟く。
だがホーソーンが呟いた言葉はAと芥川の想像を裏切る言葉だった。
「貴方は…、誰です?」
その言葉にAと芥川は目を見開いた。
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海姫(プロフ) - 神夜さん» コメントありがとうございます!本名と一緒とか…、運命感じます(笑)。ってか可愛い名前ですね。羨ましいです! (2019年1月24日 9時) (レス) id: fe69d25c5e (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - 海姫っていう名前が私の本名と同じで思わず2度見してしまい気になったので見てみた所とても面白かったです!更新頑張ってください (2019年1月22日 0時) (レス) id: 1c640baa7c (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 雪豹さん» コメントありがとうございます〜。正直原作沿かなり自信ないんですけどか頑張ります! (2018年12月28日 20時) (レス) id: fe69d25c5e (このIDを非表示/違反報告)
雪豹(プロフ) - 続編、良いですね!楽しく更新を御待ちしておりますm(_ _)m (2018年12月24日 13時) (レス) id: 5c79542a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海姫 | 作成日時:2018年12月23日 21時