意識よりも深い場所 ページ12
Aは物々しい雰囲気に冷や汗が流れる。
「どういうことです？ 先程の口ぶりだとあの人にとって芥川さんは因縁の相手なのでは？」
「知らぬ。だが、ホーソーンが僕に恨み言が有るのは間違いない。大方、上手く利用されているのだろう。」
芥川の言葉にAは「なるほど。」と頷く。芥川は嘘はつかない。その胸の感情を隠すことはあっても偽ることは無い。少なくともAはそう思っている。
そしてそうなると社長を襲った暗殺者のホーソーンを倒したところで治癒は出来ない確率が大きくなる。
恐らくマインドコントロールされているのだろうが、そんなホーソーンを捉えたところで社長の病状はどうにも出来ないオチだろう。大体、芥川に恨みを持っているのに何故社長を襲ったのか。
本来なら芥川本人がポートマフィア首領の森を狙うのが筋だろう。ますます二枚岩の可能性が濃くなる。
兎に角、今は目の前の敵。もしかしたら何らかの情報を得られるかもしれない。Aがそっと構えると芥川が前に立つ。
「来い。今度こそ止めを刺してやろう。」
するとホーソーンは芥川に攻撃を仕掛ける。それを異能で受け止め、すかさずカウンターを仕掛ける。ホーソーンは上半身を捻り、それを避け空中へ着地した。
Aは舌を巻く。やはりどちらも強い。ホーソーンに関してはAも捕縛を考えていたが、自分が太刀打ち出来るだろうか、と考える。否、やってみせる。帰る場所を無くしたAを社に置いてくれたのは福澤だ。
Aが握り拳を作ったとき、芥川の背後地面に付近に動きを見つけた、あそこは確か、ホーソーンがいた所。
「芥川さん！」
Aのカナギリ声が響いた。
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名探偵のメガネ
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海姫(プロフ) - 神夜さん» コメントありがとうございます！本名と一緒とか…、運命感じます(笑)。ってか可愛い名前ですね。羨ましいです！ (2019年1月24日 9時) (
レス) id: fe69d25c5e (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - 海姫っていう名前が私の本名と同じで思わず2度見してしまい気になったので見てみた所とても面白かったです！更新頑張ってください (2019年1月22日 0時) (レス) id: 1c640baa7c (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 雪豹さん» コメントありがとうございます〜。正直原作沿かなり自信ないんですけどか頑張ります！ (2018年12月28日 20時) (レス) id: fe69d25c5e (このIDを非表示/違反報告)
雪豹(プロフ) - 続編、良いですね！楽しく更新を御待ちしておりますm(_ _)m (2018年12月24日 13時) (レス) id: 5c79542a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海姫 | 作成日時：2018年12月23日 21時
