『黒子のバスケ』通行人少女Ｘの憂鬱『トリップ』

高尾ナウ ページ9

両親に秘密を打ち明けて早数年


私は小学５年生になっていた


そこで、この学校に居る上でなるべく回避したかったフラグを立てることになってしまった


入学してから５回目の新しいクラスで‘‘高尾和成’’と同じクラスになってしまったのだ


しかも、私は‘‘一之瀬’’で、相手は‘‘高尾’’なのに隣の席ときた


高尾「あ！隣、一之瀬さん？俺、高尾和成！一年間よろしくな！」





よろしくしたくねぇよ





・・・ん？なんで変な顔してんの？



高尾「いやいや、声に出てるから！」



あ、しまった・・・まぁいいや


高尾「とにかく！よろしくな！」



『・・・だから、よろしくしたくないってば。どっかいって』


しかも高尾は主要キャラだから、なおさら関わりたくない


それでもなお渋っている高尾のところに、クラスの・・・名前なんだっけ？が、来た


モブ「高尾君、一之瀬さんに関わらない方がいいよ？いつも一人でいるし、笑わないし、怖いし・・・」


・・・コソコソ言ってるつもりだろうけど、聞こえてるから


まぁこれで関わってこないよな・・・


高尾「んー・・・ヤダ」


・・・はぁ？


高尾「あれだろ、一之瀬さんってただ人とのかかわり方が分かんないだけだろ？それかツンデレじゃね？」


・・・どんだけポジティブシンキングだよ


てかツンデレじゃないし！


高尾「っつーわけで、俺、一之瀬さんとゼッテー仲良くなる！」


・・・せいぜい頑張れば？無理だろうけど

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