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辛すぎた ページ49

道中で、電話の着信を知らせるメロディがなったのに気づき、歩きながら電話に出た


―――その電話が、不幸への布石とも思わずに―――


『はい、もしもし?どちらさまでしょうか?』


―――ケータイ越しに伝えられた声は、あまりにも淡々としすぎていて―――


『・・・え・・・父と、母が、事故で・・・?』


―――私は一瞬、内容を理解することができなかった―――


『わ、かりました・・・スグ、行きます・・・』


―――教えられた事実を認めたくなくて、私は理解することを放棄した―――


走って、走って、途中で誰かにぶつかっても立ち止まらずに、走り続けた


何度目かで、また誰かにぶつかった時に知ってるような声が聞こえた気がしたけど、気にも留めなかった


息を切らせてたどり着いたのは大病院


自動ドアが開く間も惜しい、普段はこんなこと考えないのに


ドアが開いて、病院特有のにおいが鼻につく


でも、それさえも気にせずに教えられた部屋へと急ぐ


急げ、急げ、急げ


速く、早く、疾く


やっと見つけた、教えられた部屋


静かに扉を開くと――――


顔の上に白い布を乗せた、この世界での両親が横たわっていた


『・・・あ、はは、は・・・』


その場に、私は崩れ落ちた


『また、まただ・・・私は、どれだけ人を殺せば気が済むんだ・・・!!!』


自分の首をかきむしった


ひっかいて、えぐって、切って、傷つけて


爪が折れて、血が流れても、私は止めようとしなかった


この2人の死は、今の私には辛すぎた


私にかかわった人は、みんな不幸になって、死んでいくんだ


これじゃぁ、私は本当に死神じゃないか


鳶が鷹を生む、とはいうけども


人間が死神を生む、なんて、どんな皮肉だよ


私にぴったりな言葉じゃないか


なんだ、こんな不条理な世界


桃井ちゃんは私のせいじゃない、なんて言ったけど


これはもうどう考えても私のせいだろう


あぁ、こんな自分もう嫌だ


ドうセナら、私モ連れテ行ってホシカったナ・・・


ドウシテ、ワタシハシネナイノ?

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REVERSI - 主人公、カッケエェ!(*´∇`*) (2014年1月3日 6時) (レス) id: 52b3d1c534 (このIDを非表示/違反報告)
クルトン(プロフ) - 黒セイバーさん» 作りなおしました題名は、「flag建設少女Xの憂鬱」です (2013年7月15日 17時) (レス) id: e52c3e1e19 (このIDを非表示/違反報告)
黒セイバー(プロフ) - あの、初めまして、黒セイバーと申します。えっと、この小説、すごく楽しみにしていたんですが、続編がフラグたっていて、しかも、追い打ちをかけるようにパスがかかっているのですが、どういうことですか? (2013年7月15日 16時) (レス) id: e1438f5646 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - クルトンさん» (>∀<)ノシイエーイ☆ (2013年7月14日 21時) (レス) id: b76c5499ab (このIDを非表示/違反報告)
クルトン(プロフ) - pinoさん» ですね(*≧▽≦)ノシ)) (2013年7月14日 17時) (レス) id: e52c3e1e19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クルトン | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年6月20日 18時

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