昼休み ページ45
そろそろ飲み終わるかな、というところで黄瀬がまた話しかけてきた
黄瀬「あ、の・・・名前、なんていうんスか?」
いまさらだけど、まだいたんだ
『あんたみたいなやつに教える名前なんてないね』
そういうと、飲み終わったカンをゴミ箱に入れて黄瀬に背を向けた
追いかけられなくてよかった、うん
・
『ねぇ、緑間。今更だけどライブ辞めたくなってきたんだけどっ!』
今は昼休みで、私と緑間は屋上にいる
ちなみに今はライブの打ち合わせ中だ
『なんなのあの金髪野郎!?ゲスいわ!俺ってモテるとかサインならあげるとかさ!なんなのなんなのなんなのさ!』
怒りに身を任せて腕をぶんぶん回していたら、緑間から静止がかかった
緑間「一旦落ち着け、それと、もう中止にはできないのだよ」
『チッ!』
舌打ちするA(こんな時でもAは無表情だから余計に怖い)を見て、緑間は小さな疑問を抱いた
―――こいつ、最近性格が変わってきていないか?―――と
緑間の考えていることが分かったのか、Aは少しだけ落ち着いて緑間に向き合った
『いっとくけど、私がこんな風に感情を表すのはあんたたちの前だけだから』
それを聞いて、緑間は少しだけ顔を綻ばせた
緑間「そうか・・・だが、お前の笑顔は見たことないな。見たことあるのは、真顔と不機嫌そうな顔だけか」
『まぁ・・・まだ全部の感情を出すのは難しいかな
この十数年で、笑ったのなんか1回だけだし』
その言葉に、緑間は少なからず驚いた
緑間「幼少期から、あんな性格だったのか?」
緑間の質問に、Aは呆れながらも答えた
『いや、だからさ・・・見た目は子供頭脳は大人状態だったんだってば』
どこの小学生探偵だよ、と小さく呟いてパンを頬張った
緑間「あぁ・・・なるほどな」
そんな話をして、昼休みは終わった
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REVERSI - 主人公、カッケエェ!(*´∇`*) (2014年1月3日 6時) (レス) id: 52b3d1c534 (このIDを非表示/違反報告)
クルトン(プロフ) - 黒セイバーさん» 作りなおしました題名は、「flag建設少女Xの憂鬱」です (2013年7月15日 17時) (レス) id: e52c3e1e19 (このIDを非表示/違反報告)
黒セイバー(プロフ) - あの、初めまして、黒セイバーと申します。えっと、この小説、すごく楽しみにしていたんですが、続編がフラグたっていて、しかも、追い打ちをかけるようにパスがかかっているのですが、どういうことですか? (2013年7月15日 16時) (レス) id: e1438f5646 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - クルトンさん» (>∀<)ノシイエーイ☆ (2013年7月14日 21時) (レス) id: b76c5499ab (このIDを非表示/違反報告)
クルトン(プロフ) - pinoさん» ですね(*≧▽≦)ノシ)) (2013年7月14日 17時) (レス) id: e52c3e1e19 (このIDを非表示/違反報告)
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