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止められる・・・? ページ37

目が覚めたところは、よくわからない場所だった



いや、違う



遠い過去の記憶、脳の隅に追いやって忘れたままでいたかった・・・過去の私の町



なぜか私は道路・・・いや、商店街のど真ん中に突っ立っていた



近くにある電気ショップをのぞくと、ガラスに私の姿は写らなかった



自分の服装を見てみると、部屋着の白いワンピースを着て白いサンダルを履いていた



夢にしては、妙にリアリティがありすぎる



なんとなく電気ショップの中の日めくりカレンダーをみたら、平成――年の12月3日だった



そう、私が死んだ・・・コロサレタ日



時計を見たら15時36分



『行かなきゃ・・・』



私が死んだのは12月3日の15時41分



この世界が、私の前世の世界で、今日が私の死んだ日なら



『(家に行けば、父親を止められる・・・?)』




タイムリミットはあと5分



ここで父親を止められればまたやり直せる



最後のチャンスなんだっ



止めなくちゃ、止めなくちゃ



お父さんをこれ以上狂わせたくない!




私のせいで犯罪者にさせたくない!



とにかく、走った



私の家はこの商店街からあまり離れていない



それなら走れば間に合うはずだ



走って走って、私を認識していない人たちの間をすり抜けて、ようやくたどり着いた、懐かしい我が家



ドアの取っ手に手をかける、カギはかかっていない


力を入れて思い切り開けた瞬間・・・


桃井「Aちゃん・・・?」


桃井ちゃん達、バスケ部御一行がいた


いや、一人だけ・・・赤司だけいない


『な、んでここに・・・?』


桃井「わかんない、気付いたらここにいて・・・」


どういう事?


なんで、桃井ちゃん達がここにいるの?









ドガッッッッッッ!







赤司は?と聞こうとしたところでものすごい音と、衝撃が伝わってきた


玄関わきの時計を見ると、すでに15時40分


その瞬間、私はリビングにむかって走り出していた

恐ろしいほどの→←閑話



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REVERSI - 主人公、カッケエェ!(*´∇`*) (2014年1月3日 6時) (レス) id: 52b3d1c534 (このIDを非表示/違反報告)
クルトン(プロフ) - 黒セイバーさん» 作りなおしました題名は、「flag建設少女Xの憂鬱」です (2013年7月15日 17時) (レス) id: e52c3e1e19 (このIDを非表示/違反報告)
黒セイバー(プロフ) - あの、初めまして、黒セイバーと申します。えっと、この小説、すごく楽しみにしていたんですが、続編がフラグたっていて、しかも、追い打ちをかけるようにパスがかかっているのですが、どういうことですか? (2013年7月15日 16時) (レス) id: e1438f5646 (このIDを非表示/違反報告)
pino(プロフ) - クルトンさん» (>∀<)ノシイエーイ☆ (2013年7月14日 21時) (レス) id: b76c5499ab (このIDを非表示/違反報告)
クルトン(プロフ) - pinoさん» ですね(*≧▽≦)ノシ)) (2013年7月14日 17時) (レス) id: e52c3e1e19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クルトン | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年6月20日 18時

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