『黒子のバスケ』通行人少女Ｘの憂鬱『トリップ』

嫌だって ページ30

さっき(登校中)のは完璧な誤算だった


桃井ちゃんに挨拶されたことは置いておこう


そりゃ、友達(？)が近くにいたらおはようぐらいは言うだろうし


でも、なぜバスケ部を紹介した・・・っ！！！


しかもよりによってレギュラーだよ！


あぁもう、フラグ爆ぜろ


いっそのこと存在抹消されろ、恋愛フラグも友達フラグも逆ハーフラグも全部全部あぁぁぁぁぁ！！！！


・・・ふぅ、一旦落ち着こう


てゆか赤司に目つけられてないよね？そしたら本当に(物理的にも精神的にも)死ぬんだけど！


そんなことを自分の席で悶々と考えていたら桃井ちゃんが教室に入ってきた


そのまま自分の席に・・・座ることはなく、私の机の前に来た


桃井「Aちゃん！」


今度は、どんな突拍子もないことを言い出すのかと思ったら、次の瞬間いつの日かの和成のごとく爆弾発言をしやがりましたコノヤロー


桃井「バスケ部のマネージャーになるよね！！」


しかもクエスチョンマークつけずに断定したよこの人！


桃井ちゃんってこんな子だったっけ！？


『やるわけないでしょ』


桃井「そんなこと言わずにさー・・・Aちゃんがいてくれた方が『嫌だって言ってるでしょ！』・・・ぁ」


・・・あ、しまった


うっかり怒鳴っちゃったよ・・・クラス、シンとしちゃったし・・・


女１「ほらー、一之瀬さん嫌がってるじゃぁん？男好きのも・も・い・さ・んｗｗｗ」


女２「キャハハ！っつか、唯一のオトモダチに思いっきり突き放されてんじゃん！ザマァ！ｗｗｗｗｗｗｗ」


女３「ぶっちゃけ、一之瀬さんのほうが桃井よりいいよねーｗｗｗ」


女４「だよねーｗｗｗ媚びたりしないしさーｗｗがり勉なわけじゃないしねーｗｗｗ」


女５「言えてるーｗｗｗっつか早く一之瀬さんから離れなよーｗｗ可哀そうじゃんｗｗ」


・・・どうしてこうなった

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