過去のお話 ページ2
私なんて要らないと思う。
お金の為だけに作られた私。
毎日毎日、姫寺家に相応しい娘になるためだけに教育されて、親の決めた人と結婚する。
もう疲れた。
だから、少し、少しだけ、外を自由に歩いてみよう。
そう思って窓から抜け出した夜中の2時。
ここの公園、好きなんだ。
人も来ないし、夜中だから、ゆっくりできる。
そう思って来た公園に貴方はいた。
?「ん?誰かいるの?」
「あっ、えっと、はい。少しゆっくりしに来まして。」
?「ふーん。実は俺もなんだよね。ね、よくここに来るの?」
「はい。落ち着くので。あの、貴方の名前は、」
お「俺?俺は゛松野おそ松! ゛」
゛松野 ゛
その人が言った名前、聞いたことがある。両親から絶対に関わるなと言われた人の名前だ。
お「で、君はなんて言うの?」
「あ、私は...姫寺Aです。」
お「姫寺...?」
ええい、聞いてしまえ。
「あの、もしかしてなんですけど、私の家と仲の悪い松野家って...」
お「あー、それって俺ん家のことだと思う」
「でっ、ですよね。バレたらやばいですね。」
お「まーいいじゃん!それに仲悪いのは親とか先祖なんだし。ね、君って何歳なの?」
「17歳です。貴方はいくつなんですか?」
お「俺も17歳だよ!」
「同じですね!」
最初に会った時からだけど、何だろう、この、心が暖かくなる感じ。ドキドキ、ぽかぽかする。初めての感覚。
お「ねえ、会ったばかりで悪いんだけどさ、もし俺が「君に一目惚れした」って言ったら引く?」
「へぇっ?、あっ、ええと、ひっ、一目惚れ!?」
お「ハハッ、ビックリしたよね?今の忘れて。」
「いっ!いえ!いいと、嬉しいと思います.」
お「えっ、マジか!」
「は...はい。」
松野さんは今私に「一目惚れした」と言った。
もしかして私のこの、ドキドキする感覚も、「一目惚れ」と言うものなのだろうか。
「そういえば松野さんは兄弟がたくさんいるんですよね?」
お「そうそう。六つ子だよ六つ子〜。てか、その松野さんって呼び方やめなよ。「おそ松」でいいから。俺もAって呼ぶし!」
「あっ、じゃあ、おそ松!...くん...」
お「なんで「くん」つけた!?」
"名前で呼び合う"
それだけなのに、なぜかすごく嬉しかった。
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菜乃架(プロフ) - アフロさん» アフロwさんじゃないですかwww更新しますね|´-`)チラッ (2016年1月29日 18時) (レス) id: f6f046b6a5 (このIDを非表示/違反報告)
アフロ - できれば早く更新して欲しいです! (2016年1月28日 21時) (レス) id: ad81be0e03 (このIDを非表示/違反報告)
菜乃架(プロフ) - 占ツク初登録でおそ松さんの夢小説を書いた人さん» きっとおそ松兄さんは好きな子のためなら、かなり無茶すると思うんです!!イケメンです! (2016年1月23日 12時) (レス) id: f6f046b6a5 (このIDを非表示/違反報告)
占ツク初登録でおそ松さんの夢小説を書いた人(プロフ) - こんにちは!!【開放】の最初さへんで「フアアアアアアア↑↑↑↑」ってリアルに叫んでしまったwww。模擬試験ガンバ!! (2016年1月17日 13時) (レス) id: fd5d89305c (このIDを非表示/違反報告)
占ツク初登録でおそ松さんの夢小説を書いた人(プロフ) - こんばんは!!イタリアまでわざわざ来てくれたおそ松イケメン!! (2016年1月7日 23時) (レス) id: fd5d89305c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜乃架 | 作成日時:2015年12月26日 18時